24,恋模様 ページ27
*高杉side
Aからメールがあって数日。
銀時の様子がどうも可笑しいのは俺にさえ手に取る様に分かった。
朝、迎えに行ってやったら、何だか余所余所しかった。
授業中、常に窓の外なんか眺めて、溜め息吐きやがる。
放課後、部室の机に突っ伏したまま。
でもって今下校中、いつまで経っても俺と喋ろうとしない。
どうしたんだ?
そんな態度、お前らしくねぇじゃねェか。
またいつもみたいに馬鹿な話で盛り上がって、笑おうじゃァねェか。
そんな風に声を掛けたくても、気が引けて。
Aに「何とかしろ」なんて言われて、引き受けたは良いものの解決の糸口なんて全く在りもしねぇ。
高「全く…如何しちまったってんだよ…」
溜め息を吐きながら呟くと、隣を歩く悩みの元凶が、ようやく口を開いた。
銀「…どうした?具合でも悪いか?」
高「今のでそう思えたかよ」
あまりにも拍子はずれな発言に空気が和らぐ。頭ン中は変わってねーみたいだな。←
…そしてまた沈黙。
空気に耐えられなくなり、話題を切り出す。
高「なァ銀時。
てめェに好きな人が居るって本当かァ?」
言った途端、銀時は盛大に噴いた。
そして滝のように汗が流れ出した。ああ此れは図星のサインだ。
この後苦しい言い訳を始めるぞ。
銀「べべべべ別に恋なんてしてねーしィ!?好きな人とか!?全く皆無だしィ!?
そそそれに俺が恋してるのは甘い物だけだしィ!?それ以外は愛せないしィィ!!!」←
高「分かったから煩い黙れ」←
銀「Σえ、何か御免なさい」
…そしてまた沈黙したわけだが、本当に銀時が恋をしてるってことは分かった。
でも問題は其処じゃねェ。
銀時が好きになるような奴って、どんな奴なんだ…?
顔が見てみてェもんだぜ。
後でAにでも聞いてみっかなァ…
そんな事をぼんやりと考えながら、その日は家に着いたんだ。
ラッキーアイテム
革ベルト
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
ラッキーキャラ
土方
14人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
49猫(プロフ) - おぉ!!有難うございます!!返信遅れてすみませんでした…orz (2013年12月14日 21時) (レス) id: f28042fe12 (このIDを非表示/違反報告)
ユイマール(プロフ) - 僕が小説書く気力を削がれる勢いで凄いです・・・面白いです! (2013年12月6日 20時) (レス) id: 4b1f1f1d08 (このIDを非表示/違反報告)
49猫(プロフ) - 華蘭☆さん» 応援有難うございます!!ちまちま更新してくのでよかったら今後もよろしくです(>ω<*) (2013年11月7日 22時) (レス) id: f28042fe12 (このIDを非表示/違反報告)
華蘭☆(プロフ) - 面白かったです!!更新頑張ってくださいなのです!!(*^ω^)/ (2013年11月1日 21時) (レス) id: e664d38afe (このIDを非表示/違反報告)
49猫(プロフ) - ふぉおお!!有難うございます!感謝します! (2013年6月25日 16時) (レス) id: f28042fe12 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シク | 作者ホームページ:https://twitter.com/blackpepper49
作成日時:2012年9月27日 22時