二十七話 ページ28
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『……ぅ……』
目を覚ますと白い壁が初めに見えた。
ぼーっとする頭で「ああ、病院か」と考える。
身体を起こすと、相澤さんがベットに突っ伏して寝ていた。
『……相澤さん。相澤さん。……起きましたよ、もう大丈夫です』
「……ぅ……し、いな……さん……？」
目を擦りながら大きく欠伸をする相澤さん。低血圧なのだろうか、まだ意識が覚醒しきってないようで私の顔を見ながら何も言わない。……少し眉間に皺が寄ってる……あの待って怖いです。
「……っ椎名さん！？」
『おおっ、お！？っし、しし椎名さんですけどもあの……っ、ちか……！』
ハッと目を見開いて抱きついてきた。待って頭が追いついてない……。
でも、身体は正直なようでどんどん真っ赤になっていく。
トントンと相澤さんの肩を叩くも抱き締める力が強くなる一方で。
「っ心配、した……。帰ってこないかもって……！」
『あい、ざわさ……』
背中に回された手が小刻みに震えている。
罪悪感でいっぱいだった。
『っ、ごめ……なさ……！心配かけて……』
「……っ、本当だよ……ったく」
『……うぅ』
バチッと額にデコピンされた。
相澤さんの顔は私の肩あたりにある筈なのに、痛い。
それでも安心したように息を吐く相澤さんを見て、頬が緩む。
『……んん、』
「……眠いか？」
『何故お分かりに……眠いです』
さっきまで寝ていた筈なのに全然足りない。寧ろ身体がちょっと怠い……ような。
そう言うと相澤さんは少し笑って「また来るから今日は休め」と言った。優しい……。
パタリ、と静かに扉が閉められ足音が段々と遠ざかっていく。
相澤さんに抱きしめられた身体は未だに熱を持ったままで。
『(……好きだ)』
赤くなる顔を隠すように布団に潜り込む。
自分では気づいていないようだったが、相当疲れていたようですぐに意識が飛んだ。
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サクラ(プロフ) - 桜音@さん» 絶対見ます!!!相澤先生が大好きなのでめっちゃ嬉しいです！お気に入りに追加させていただきます！これからも頑張ってください！応援してます!!! (2018年6月16日 11時) (
レス) id: 1bea3ff93b (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - サクラさん» わああありがとうございます！番外編では、本編で少なかったと思われるイチャイチャを増やしたいと目論んでおります……良ければ覗いて下さると嬉しいです！ (2018年6月16日 11時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - 立花 雪さん» んんん泣いてくださったとは…！！！有難い！！（こいつ）泣ける作品目指してました…。続編でもよろしくお願いします〜〜！ (2018年6月16日 11時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - すいさん» ウ"ッッッありがとうございます…！！実は書いた中で一番気に入っているストーリーなので嬉しいです……。続編を作成いたしましたので覗いて下さると嬉しいです！相澤先生好きが増えて本望です…！ (2018年6月16日 11時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - めっちゃ泣いた、続編みたいし番外編で椎名さんと相澤先生のイチャつきがみたい！めっちゃ感動しました！ (2018年6月16日 9時) (レス) id: 1bea3ff93b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜音@ | 作成日時：2018年5月4日 15時
