二十六話 ページ27
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_______もうすぐ着くぞ。
そう言おうとした時、
ガシャリと音がして、椎名さんの声が遠くなった。 耳を澄ませると夢我の声がする。
スマホを地面に落としたのか。
椎名さんと夢我の話し声が小さく聞こえる。内容までは分からない。
「……っは、はぁ、……くっそ……早く……っ」
目的地はもう、目と鼻の先にまで迫っている。
ヒーローらしかぬ荒事に、少し気が引けるも仕方ない。緊急事態だと扉を蹴破り階段を駆け上る。
すると突き当たりに大きく頑丈そうな扉が一つ。
鍵はかかっていないようだった。
ギギッと軋んだ音がして扉が開く。
夢我はこの展開が分かっていたかのような笑みで振り返った。
捕縛武器で身体を縛っても、顔色は変わらない。……少し、恐ろしいものを感じる。
「Aと、また会えたら_______」
夢我は最後に椎名さんの方を向いてそう言った。その言葉の続きは小さくて、俺がかろうじて聞き取れる大きさだった。
「また、友達から始めたいな」
後ろからやってきた警察達に夢我を引き渡すと、この部屋には俺と椎名さんの二人になる。
微かに震える椎名さんの姿に、自然と体が動いた。
ボロボロと子供のように涙を零す椎名さんに胸が痛くなる。
どうして、もっと警戒できなかったのか。
……もう、悔やんでも遅い。
_______だから、
「大丈夫だよ、安心しな。寝てても良いから」
だから、今度は、俺が守る。
糸が切れたように眠る椎名さんの頭を優しく撫でた
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サクラ(プロフ) - 桜音@さん» 絶対見ます!!!相澤先生が大好きなのでめっちゃ嬉しいです！お気に入りに追加させていただきます！これからも頑張ってください！応援してます!!! (2018年6月16日 11時) (
レス) id: 1bea3ff93b (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - サクラさん» わああありがとうございます！番外編では、本編で少なかったと思われるイチャイチャを増やしたいと目論んでおります……良ければ覗いて下さると嬉しいです！ (2018年6月16日 11時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - 立花 雪さん» んんん泣いてくださったとは…！！！有難い！！（こいつ）泣ける作品目指してました…。続編でもよろしくお願いします〜〜！ (2018年6月16日 11時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - すいさん» ウ"ッッッありがとうございます…！！実は書いた中で一番気に入っているストーリーなので嬉しいです……。続編を作成いたしましたので覗いて下さると嬉しいです！相澤先生好きが増えて本望です…！ (2018年6月16日 11時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - めっちゃ泣いた、続編みたいし番外編で椎名さんと相澤先生のイチャつきがみたい！めっちゃ感動しました！ (2018年6月16日 9時) (レス) id: 1bea3ff93b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜音@ | 作成日時：2018年5月4日 15時
