【ツイステ】UNTITLED Ⅳ (ページ4)

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150話ページ4

｢さぁ、昼食を食べたらダラダラしゃべっていないで速く次の授業の支度を。
ハートの女王の法律・第271条『昼食後は15分以内に席を立たねばならない』

ルール違反は……おわかりだね？｣

｢はぁ、また変なルール……。｣

リドルくんの言うハートの女王の法律を変なルールだと言うエースくん。
まぁたしかに変なルールも沢山あると思うけど、わりとまともなのもあった気がする。

｢返事は、｢ハイ、寮長｣！｣

｢ハイ、寮長！｣

デュースくんが慌てて声を出し、エースくんがさも嫌そうに答えた。

｢はい、リドル寮長。｣

なんだかそれが面白くて僕も言ってみた。
さっきからずっと僕には話しかけてくれないし。まるで僕が見えてないみたいでそれはそれでつまらない。

｢よろしい。
Aはうちの寮生ではないのだから、いつも通りでいいんだよ。
ただ、付き合う後輩は選んだ方がいい。キミまで問題を起こすようになったら大変だからね。｣

｢まぁまぁ、俺がちゃんと見張っておきますから。｣

クローバー先輩がリドルくんを宥めている。
『付き合う後輩は選んだ方がいい』か。選んでるつもりなんだけどな。1番トラブルを起こしそうなメンバーは1番お願い事が多そうだから。

｢フン。キミは副寮長なんだからヘラヘラしてないでしっかりしてよね。

ボクはハートの女王の法律・第339条『食後の紅茶は角砂糖を2つ入れたレモンティーでなければならない』を守るために、購買に角砂糖を買いに行かなきゃならないから、これで失礼。

全く……。シュガーポットに角砂糖を切らすなんて重罪だよ。

それと、A。放課後少し話があるから残って貰えないかな。｣

｢放課後、ですか？分かりました。あまり長居は出来ませんが、それでも構わないのなら大丈夫です。｣

｢あぁ、それで構わないよ。それじゃ。｣

そう言ってリドルくんは購買へ去っていった。
さて、そろそろ僕も戻るかな。
放課後のことジェイドにも話さなきゃいけないし。

｢あ、じゃあ先輩方、みんなも。僕もそろそろ戻るよ。またね。｣

手を振って席を立ち、アズール達の所へ戻った。

｢随分遅かったですね。｣

席に座るなり隣のアズールに小言を言われる。

｢ごめんね、ただ、ちょっと面白そうだったよ。
問題を起こした1年生達、ハーツラビュル寮の子達でさ。
リドルくんかなり怒ってた。｣

近々ハーツラビュルで何かが起こる、僕は楽しそうに先程の話を3人に聞かせた。