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波乱万丈 ページ20

次の日







「あの子の家ね、少し複雑なのよ」

「複雑?」






昨日、保健医はAの両親を呼ぶことなく猗窩座と恋雪を呼び出し家へと遅らせた

それにはしっかりとした理由があったからだ



「こうなるの1回じゃないのよ」

「以前にもそんなことが?」

「実は昔小学校に勤めてた時あの子と知り合ってね?その時知ったの…あの子には親がいないってね」

「なんと…では施設に?」

「いいえ、1人では大きすぎる家に住んでるのよ」




また初めてのことを知った




「その時仲の良かった素山狛治君って子がAくんの面倒を見てたの、面倒を焼いてたの間違いかしら」


「幼馴染…か」

「中学は離れちゃってたみたいだけど家が近所だからね」

「そう…だったか」


「複雑の意味は私の口からは言えないの…聞きたいなら本人から聞く事ね煉獄先生」

「む…」


「生徒を大切に思うことは大事だけど…現実を知るというのもまた大切よ

目を逸らしてはダメ。目の前の事実から」



そう言うとコーヒーのカップを洗面台に置き保健室を後にした



まだ自分のカップに残るコーヒーは水面が揺れる




「…A…今日は休みだったな…」









***






「煉獄さん!」

「竈門少年…」



校門を出ようとしていた時後ろから炭治郎や善逸、伊之助までもが走りながら煉獄の後を追ってきた



「君たち…もう下校時間をすぎているがそれと学校では先生と呼びなさい」

「すみません!!その…A…さんの事で」

「Aさんの家に行くんですよね!?」


「なんの事だ!」

「嘘ついてもバレバレなんで」

「よもや!?」



善逸や炭治郎は今の時代も自分の嗅覚と聴覚は発達しており感情の有無が分かった

プラスで煉獄は嘘を着くのが下手でモロバレだった




「俺達も行きます!」

「…話してぇこと…あんだよ」



「…」




必死な目でこちらを訴える3人を前にため息を落とす




「着いてきなさい」

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時雨 - な…泣く…素敵な小説を書いてくれてありがとうございます… (2021年3月16日 10時) (レス) id: 3067d420d6 (このIDを非表示/違反報告)
テララ(プロフ) - 蓬莱寺さん» ありがとうございます!コメントが私の頑張る糧になります!もう少しお付き合い下さい (2021年1月15日 1時) (レス) id: 6f93d0d76b (このIDを非表示/違反報告)
蓬莱寺(プロフ) - 鬼滅編・現代編と続けて読みました。続き楽しみにしています (2021年1月14日 8時) (レス) id: de353d3df7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テララ | 作成日時:2021年1月4日 3時

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