雨の生き様 【煉獄杏寿郎】現代編

よくあること ページ27

「ほとんど熱も下がりましたね」

「今日が土曜でよかったな」



午前10時

目が覚めるとAはまだ眠っていた。炭治郎は少し遅い朝食を作りにキッチンを借りており伊之助はいつ起きるかとソワソワしていた


「君達は一旦帰った方がいい、親御さんが心配するだろう」

「大丈夫です！それに禰豆子も了承してますから！」

「竈門妹は覚えているのか！」

「禰豆子今は中等部にいますよ」

「そうか！」




鬼だった禰豆子は今は中等部でみんなと同じように学び舎に足を運んでいるのが少し嬉しく思う煉獄


するとピンポーンとベルの音が鳴る



「でますね」

「いや、俺が出よう」



善逸が腰を上げるがそれを止める煉獄





「少し此処で待っていてくれ」





***







「やはり来たか」

「お前が出ると思っていたよ杏寿郎」

「猗窩座…」




そこには私服姿の猗窩座が立っていた




「その様子だとあらかた知っているようだな」

「あぁ」

「軽蔑したか？」

「するものか、なにがあっても」

「…お前ならそう言うと思った」



猗窩座は手に持っていた神袋を少し強引に煉獄に渡す






「恋雪さんからだ、この薬を飲ませておけすぐ良くなる」

「あ、あぁ…」

「そう驚くことでもない…それともう1つお前に忠告しておくことがある」

「？」




「Aの母親の話だ」

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