無限列車 ページ41
地鳴りが響く
勝ってないほどの殺気と嫌悪感
上弦の参
Aと煉獄は互いに鞘に手を掛ける
上弦の鬼は一瞬目を細め目の前から消えると炭治郎に拳を振りかざしていた
炎の呼吸、弐ノ型
雨の呼吸、伍ノ型
「(昇り炎天)」
「(滝落とし)」
煉獄の刀は兄の左腕を裂き、Aの刀は右足を切断する。鬼は直ぐに距離を取りこちらと向き合う
「いい刀だ」
再生が早く、他の鬼とは比べ物にならないほどの圧迫からと凄まじい鬼気
「何故手負いの者から狙うのか理解できない」
「話の邪魔になると思った。俺とお前らの」
『何も話す理由はない』
「初対面だが俺は既に君のことが嫌いだ」
「そうか、俺も弱い人間が大嫌いだ。弱者を見ると虫酸が走る」
「君とでは物ごとの価値基準が違うようだ」
「そうか。では素晴らしい提案をしよう
お前らも鬼にならないか」
『「ならない」』
手をこちらに差し伸べるようにする目の前の鬼
「見ればわかるお前らの強さ、”柱”だな？しかも2人
その闘気、練り上げられている。志至の領域に近い」
「俺は炎柱、煉獄杏寿郎だ」
『同じく、雨柱、雨宮A』
「俺は猗窩座、なぁ、何故お前らが至高の領域に踏み入れないか教えてやろう
人間だからだ。老いるからだ。死ぬからだ。
鬼になろう杏寿郎、A。そうすれば百年でも二百年でも鍛錬し続けられる、強くなれる」
あぁ、だから鬼は哀しい生き物なんだ。
人間の頃の記憶を忘れ自我が保てられず本能のままに生きる
「老いるからこそ、死ぬからこそ、人間という儚い生き物の美しさだ。
老いるからこそ、死ぬからこそ、堪らなく愛おしく尊いのだ
強さというものは肉体に対して使う言葉でない
君と俺たちとでは価値基準が違う」
『守りたいものがあり、信じたいものがあり、それを願う…それが生きる動力源だ
炭治郎は弱くない侮辱するな』
何度でも言おう
「俺はいかなる理由があろうとも鬼にはならない」
「そうか」
猗窩座は再び目を少し細める
【術式展開・破壊殺羅針】
猗窩座の周りに現れる雪の結晶の羅針盤は妖艶で恐ろしく
儚い
「鬼にならないなら殺す」
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ゆず＠yuzu - テララさん» 更新頑張ってください！現代編とかもう絶対面白い！ (2021年1月3日 14時) (
レス) id: 85e74b7017 (このIDを非表示/違反報告)
テララ(プロフ) - ゆず＠yuzuさん» もう少し続きます！現代編も是非！ (2021年1月2日 12時) (レス) id: 6f93d0d76b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず＠yuzu - 現代編!!!!!!まって気になる!!!!!! (2021年1月2日 10時) (レス) id: 85e74b7017 (このIDを非表示/違反報告)
テララ(プロフ) - うる。さん» こんにちは！とても嬉しいです！続編もあるので是非ご覧になってください！ (2021年1月2日 0時) (レス) id: 6f93d0d76b (このIDを非表示/違反報告)
うる。(プロフ) - はじめまして。とても楽しく読ませていただいています！応援しています(^^) (2021年1月1日 4時) (レス) id: c6a0500e78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テララ | 作成日時：2020年12月5日 18時
