爆豪勝己の双子の妹は無個性だった話Part4 (ページ19)

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性欲の権化=〇〇〇ページ19

お腹いっぱいにご飯を食べそのまま汚れたからだを落とすためにお風呂へと向かう

『きもち…ねむい』

「寝たら危ないわよAちゃん」

「うわ、ももちゃんスタイルお化け…」

「…なんですのそれ？」

パシャパシャと女子だけの時間を楽しんでいると何やら隣がすごく騒がしかった

『…性欲の権化がくる』

「くるね」

「ケロ」

思ってた通り峰田が個性のもぎもぎを使ってこっちを覗こうとしたところで見張りをしていた洸汰が
峰田を撃破してくれた

「ヒーロー以前に、人のあれこれから学び治せ」

「くっそがきぃぃい！！？」

「峰田ちゃん、サイテーね」

「ありがとう洸汰くん！」

「わーい！」

「わっ」

洸汰はそのまま男湯の方に落ちていった
流石に焦り立ち上がるがデクがキャッチをしたらしく怪我はないようだが落下の恐怖で気絶しているらしい

「僕、洸汰くんをマンダレイの所に預けてくるね！」

「あぁ！頼んだ！」

「やっぱ氷結か」

「爆死だろ」

「ひぎゃぁぁあ！！？」

断末魔が聞こえた

___________

_____

その後、洸汰のことが少し心配になったAはみんなより少し早めにお風呂から上がるとマンダレイたちの元へ向かった

「…て…んるんだ」

「ふつ…？」

『』

空いている扉から耳をすませる

「ヒーローだったけど住職しちゃったんだよ」

『(ぁ…)』

「え…」

「2年前、敵から市民を守ってねヒーローとしてはこれ以上ない程に立派な最後だし、名誉ある死だった

でも、子供にはそんなこと分からない、親が世界の全てだもんね

「僕を置いていってしまった」…なのに世間はそれをいい事、素晴らしい事と褒めたたえた」

身近な人の死…

『(彼も…そんなんだ)』

1人になってしまったと…

「洸汰にとってヒーローは理解できない、気持ち悪い人種なんだよ」

とても無責任で他人事な言い方になるけど
色々な考えの人がいる。

立て続けに聞く価値観の相違に何も、言えなかった

コンコンッと軽く扉をノックする

『洸汰くん、大丈夫ですか』

「Aちゃん！」

『うわ、なぜ半裸』

「うわぁ！？//」

「まだ眠っているけど怪我とかないから大丈夫だよ」

『そ…ですか』

目を少し伏せぎめの影がかかっているAの瞳
にデクは眉を寄せた

「はなし…きいて」

『大丈夫そうならよかった、明日もよろしくお願いします』

デクの声を遮るように部屋を出た