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「はぁー・・・」
気が重い。
六つ子とかなんなの？ありえねぇわ。
僕でさえも双子なのにさ。
でも従兄はああ見えて強いしなぁー・・・
逆らったらマジで殺されそうだよなあはははは←
しかも六つ子も将来有望なんだろ？
最悪のパティーンじゃねぇか！！！
・・・というわけで今は従兄と食堂にて六つ子を待機中。
出来れば従兄じゃなくて
召使のサナちゃんと待機したかったな!!
「お前、六つ子の前で俺のことディスんじゃねぇよ」
「お前なんかディスる価値もない」
「うぅわヒッデェ！
まぁいいや。もうすぐ六つ子来るかんな」
「ああ」
「心の準備はいいか？まな板」
「今さらっと僕をディスったなこのクソ従兄!!」
「あっれぇ〜？俺はお前の横にあるまな板に言ってんですけどぉ〜。お前にも、お前の胸にも言ったんじゃないんですけど〜。え？つまりお前、自覚してんの？胸について自覚してんの？」
「死ね」
ほんとコイツはマジで1回命の危機に陥るべき。
そうしたらきっとこんなウザい性格も収まるわ!!
っていうか僕の扱い酷くね？
扱いが面倒くさそうな六つ子を回されるのが。
・・・いや、でも六つ子つってもきっと
僕と兄みたいな二卵性だろうな。
あ、そしたらあんまり似てないし大丈夫だな!!
「すみません！もうお待ちでしたか？」
「待ってねぇよ、大丈夫だ。座れよ。
・・・ぶっはｗｗｗA百面相すんなよｗｗｗ」
「・・・まさかの一卵性？」
「あれ、俺言ってなかった〜？」
「言ってねぇわクソ【ピー】」
「勇者様面白ーいｗ」
大丈夫だと思ってた僕が間違えてた。
まさかの全員顔一緒かよ！！
ありえねぇわ！！
これ、見分け無理だな。
間違えたらすまんって言っておこう。
えっと、さっき喋ったのは緑のマント着てるな。えー、赤い鎧、青い鎧、紫の帽子、金属バット、ピンクのスカーフ・・・・・・
・・・あ、見分けられる。
私物で見分ければいいんだ！！僕マジ天才！！
「・・・ねぇ、一松兄さん」
「あ？」
「勇者様がさっきから百面相しまくりなんだけど」
「ちょっと不気味なだけだろ」
「いやでも驚いたかと思えばツッコんで【ピー】言って落ち込んでからガッツポーズして喜んでるんだよ？怖いよね？」
「・・・まぁ」
・・・うん。ピンクと紫は意外に辛辣。
百面相してて悪かったな！！
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