46.伝える ページ48
キヨside
「本当は、。お前の心からの笑顔を見た時からお前に惚れてたんだと思う。
二年になる前の春休み、うっしーと帰ってるお前を見て、笑って、会話してるお前を見て、そんな顔するんだ。って。
そんなに楽しそうに笑うんだ。って思った。
その時のお前が笑顔を見せた相手は俺じゃなくてうっしーだったけど、いつか、その笑顔を俺にも向けて欲しいって思った。
初めて、お前が俺に笑顔を向けてくれたときにはもう、俺はお前に完全に惚れてたんだと思う。
お前が俺に心を開いてくれた時、やっと認められた気がした。
俺は、初めてお前を見たときからお前が、
Aが好きだ。」
伝えたかった全てのこと。
やっと気づいたんだ。俺はAが好きだったんだって。
小さなひとつの仕草も、話し方も、笑い方も、全部全部好きだって思った。
言いたかったことを全て口にしたから、綺麗な文になってないかもしれない。
それでも、全てを伝えた。
後は、返事だけだ。
「……ごめ、。ごめん。本当に、ごめんなさい。」
しっかりと俺の方を向いてAはそう告げた。
俺、フラれたんだ。
理解するまでに時間はかからなかった。
鼻の奥がツンとする。かっこ悪い。今にも泣き出してしまいそうだ。
でも、好きな女の前でそんな顔見せられないから。
今にも出てきそうな涙を抑えてしっかりと前を向く。
すると、Aの頬はキラキラと輝くものが流れていた。
「んな顔すんなよ。言ったろ？俺が好きなのはお前の笑顔なんだって。だから、そんな顔すんな。
笑えよ。な？」
俺はできる限りの笑顔で言った。
ヘッタクソな笑顔だったかもしれない。それでも頑張った。から、お前も笑えよ。
「……うん、うん。笑う。笑うよ。」
「おう。お前はそれが一番似合う。月曜からも友達だからな。」
「……うん、もちろん。ずっと、友達。だよ！」
こいつが泣いたのは優しいから。仲のいい俺に告られて振ったから、申し訳ないって気持ちがあったんだろって思った。
また月曜日からも友達として。
すぐには普通になれないかもしれないかもしれないけど、それでも、また、友達として。
いつも通り。笑えますように。
そんなこと考えながらAを家まで送って俺らは別れた。
帰りの道では会話は無かったけど、Aの隣を歩けるのはこれで最後かもしれないから。
噛み締めるように隣を歩いた。
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クロミミ(プロフ) - 美怜さん» 全然ですよ！いい意見が貰えました！助かりました！今後の成長のために使わせて頂きますね。嬉しいです。有難うございます！これからも見てくださればうれしいです！ (2019年4月11日 20時) (
レス) id: 25617d98ae (このIDを非表示/違反報告)
美怜(プロフ) - クロミミさん» 本当に気分を害されたらすみません…これから本当にこの作品の応援をしていきますね！！(*^^*) (2019年4月11日 20時) (レス) id: a91e59d2ae (このIDを非表示/違反報告)
クロミミ(プロフ) - 美怜さん» 更新を頑張っていきたいと思っているのでよろしくお願いします。 (2019年4月11日 19時) (レス) id: 25617d98ae (このIDを非表示/違反報告)
クロミミ(プロフ) - 美怜さん» するんですけど、色々と伝わっていないということが分かりましたので、もう少し工夫をしていきたいと思います。私だって凡人ですよ！私みたいな文才のない者が書いた作品をわざわざ読んで頂き、わざわざアドバイスまで下さってありがとうございました。これからも (2019年4月11日 19時) (レス) id: 25617d98ae (このIDを非表示/違反報告)
クロミミ(プロフ) - 美怜さん» なるほど。確かにそうかもしれませんね。私的には主人公がそれほどに皆に気を許しているというか、理解し合ってるという感じのことを伝えたくてそういう書き方をしているのですが、上手く伝えられていないようですね…。主人公視点をあまり書かないのもこだわりだったり (2019年4月11日 19時) (レス) id: 25617d98ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロミミ | 作成日時：2019年2月9日 22時
