40.まるで ページ42
キヨside
金曜日。今日が終われば土日と休みがあり一週間が終わる。皆がテンションが少し上がる日。
でも、今日みんなのテンションが高いのは。
「体育祭だぁぁぁぁぁ！」
「うっせぇぞキヨ。」
そりゃ叫びたくもなるだろ。一大イベントだぞ。
そううっしーに返して始まった体育祭。
校長のかったるい話と準備体操は終わり、競技はどんどん進んでいった。
「次騎馬戦だから行ってくるわ！うっしー、レトさん、フジ、いくぞー！！」
俺ら四人は全員騎馬戦で俺ら四人で一つの騎馬を作って戦った。
もちろん俺が一番上な。なんで一番身長高いお前が上なんだって総バッシングされたけど押し切った。
だって目立つじゃん。
かっこいいとこ、見せたいじゃん。
騎馬を作ってもらって上に乗る。乗るからには絶対勝てよと三人に言われ任せとけと答えた。
どんどん帽子を取っていく。
「頑張れー！みんなー！！」
別に俺宛じゃない。というか俺にだけ言った言葉じゃないけれど、それでもやっぱりAの言葉は元気が出た。
でもなんか、俺にだけ言ってほしいなとか。
結局俺は四つの帽子を取った。一番になって嬉しかった。
こういうのってやるからには絶対勝ちたいしな。
「俺かっこよかったっしょ？」
席に戻ってAに聞いた。
「ふふ、皆かっこよかったけどなぁ。まぁでも、今回はキヨくんが一番輝いてた。」
なんてニヤって笑う。あー、ずるい。その顔をされると心の奥がモヤモヤする。何か気づきそうで、気づけない。そんな感じ。
そんなモヤモヤを抱えつつも競技は次々と進んだ。
うっしーとレトさんが二人で二人三脚をするらしい。せめて女子としろよ。
「頑張れー！うっしー！レトさん！」
そう叫ぶAを見るとやっぱりモヤモヤする。
なんつーか、嫌。って思う。なんなんだろ。
まぁ、うっしーとレトさんは二位という微妙な結果だった。それでもAは凄かったよと笑ってた。
俺にだけ、その笑顔を見せて欲しい。なんて。
その後、フジは走り高跳びをしてた。そこそこに身長も高いし頑張ってたけどこれまた微妙な順位だった。
それでもやっぱりAは、
「おつかれ！かっこよかったよ！」
そう言って笑った。
なんか今日は楽しい体育祭のはずなのに。なんか嫌な感じだ。
ほんとになんなんだこの気持ち。うざい。正直こんなこと考えるなんて馬鹿みてぇじゃん。
まるで俺が、
Aを好きみたいじゃん。
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クロミミ(プロフ) - 美怜さん» 全然ですよ！いい意見が貰えました！助かりました！今後の成長のために使わせて頂きますね。嬉しいです。有難うございます！これからも見てくださればうれしいです！ (2019年4月11日 20時) (
レス) id: 25617d98ae (このIDを非表示/違反報告)
美怜(プロフ) - クロミミさん» 本当に気分を害されたらすみません…これから本当にこの作品の応援をしていきますね！！(*^^*) (2019年4月11日 20時) (レス) id: a91e59d2ae (このIDを非表示/違反報告)
クロミミ(プロフ) - 美怜さん» 更新を頑張っていきたいと思っているのでよろしくお願いします。 (2019年4月11日 19時) (レス) id: 25617d98ae (このIDを非表示/違反報告)
クロミミ(プロフ) - 美怜さん» するんですけど、色々と伝わっていないということが分かりましたので、もう少し工夫をしていきたいと思います。私だって凡人ですよ！私みたいな文才のない者が書いた作品をわざわざ読んで頂き、わざわざアドバイスまで下さってありがとうございました。これからも (2019年4月11日 19時) (レス) id: 25617d98ae (このIDを非表示/違反報告)
クロミミ(プロフ) - 美怜さん» なるほど。確かにそうかもしれませんね。私的には主人公がそれほどに皆に気を許しているというか、理解し合ってるという感じのことを伝えたくてそういう書き方をしているのですが、上手く伝えられていないようですね…。主人公視点をあまり書かないのもこだわりだったり (2019年4月11日 19時) (レス) id: 25617d98ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロミミ | 作成日時：2019年2月9日 22時
