君と紡ぐ1ページ２【K.T】 (ページ14)

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最初の速攻が効いたのか相手は自分たちの流れが作れないまま試合が終わった

結果は66－40で私たちの勝ち

｢このまま決勝も勝とう！｣

｢まさかほんとに決勝行けるなんて｣

中｢ここまで来たんだから優勝しないとね｣

｢その前にまずは男子の応援だね｣

決勝は男女の時間をずらして行なうらしい

男子の決勝が終わってから女子の決勝

両チームとも相当気合いが入ってるみたい

｢みんな頑張ってね｣

平｢応援しててね！俺たち頑張るから！｣

髙｢Aちゃんさっきの試合見てたよ！めっちゃかっこよかった｣

｢ありがとう｣

中｢男女優勝絶対しようね｣

永｢見とけよ、先に優勝してまうから｣

平｢廉強気だな｣

髙｢絶対勝てるって！俺いっぱいシュート決めるから見ててね！｣

｢うん、見てる。頑張って！｣

平｢じゃあ行ってくる｣

そう言ってコートに並んだ紫耀達は私たちと話していた時の無邪気な顔ではなく

獲物を狙う獣のような顔をしていた

ジャンプボールを制したのは紫耀たち

平｢まずは1本決めよう｣

ボームを持った紫耀は落ち着いた様子でチームに呼びかけた

巧みなパス回しについていけない相手チーム

永瀬が相手の隙をついてドリブルで攻め込む

あっという間にゴールまでボールを運んだ

しかし相手チームは既に追いついてきてる

シュートを阻まれた永瀬は焦る様子も見せず海人くんにパスをした

パスを受け取った海人くんは綺麗なフォームでシュートを決めた

先制点は紫耀たちだ