君と紡ぐ1ページ２【K.T】 (ページ13)

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あの日から練習すること1週間いよいよ球技大会当日

私たちは男女ともに勝ち進んでいた

今から始まるのは女子の準決勝これに勝てば決勝にいける

男女のエリアわけのためにぶら下がっている網の後ろから

一足先に決勝へと駒を進めた紫耀たちが応援してくれてる

相手は1年生だけど、現役バスケ部の子がいるチーム

油断はできない。私たちは円陣を組んで気合を入れた

｢これ勝ったら決勝。男子に負けてらんないよ｣

中｢技術だって負けてない絶対勝とう！｣

｢リバウンドとジャンプボールは任せて｣

｢Aちゃん、2人でシュート入れまくろうね｣

｢この足活かして切り込んでいくから、みんなで勝とう｣

｢よし、絶対勝つぞ｣

｢｢｢おー！！｣｣｣

ジャンプボールから試合が始まる

背が高くてなおかつジャンプ力のある楓ちゃんは今までの試合全部ジャンプボールを取ってくれてる

だから今回も絶対大丈夫

その期待に応えるように楓ちゃんはボールに手を伸ばした

見事にボールを取った楓ちゃんはひなたちゃんにパスをする

足が早いひなたちゃんのドリブルにかなう人はいないと思う

疾風のように駆けていったひなたちゃんは今日まで必死に練習したきたレイアップで点を取った

これはみんなで考えた作戦の1つ

まずは自分たちの流れを作るために速攻で点を取る

少なからず相手のペースを乱せるはず

これは楓ちゃんとひなたちゃんが居たからこそできる作戦

｢まずは2点、取ったよ！｣

｢楓ちゃんもひなたちゃんも毎度すごい！｣

｢この身長活かさないとね｣

中｢この調子でバンバン点取るよ！｣