君と紡ぐ1ページ【K.T】 (ページ20)

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注文して待つこと数十分

私たちの注文したパンケーキが届いた

｢｢わぁ～｣｣

髙｢美味しそうだね！｣

パンケーキを見つめる瞳がキラキラでかわいい

おもちゃを貰った子供みたい

｢｢いただきます！｣｣

パンケーキはふわふわで生クリームの甘さといちごの甘酸っぱさが絶妙にマッチしてる

｢おいしい、、、｣

髙｢ね！ここにして正解だ～｣

あまりに美味しくて黙々と食べ続けた

あっという間に食べ終わってしまって正面を見ると

既に食べ終わっていた海人くんと目が合った

すると海人くんは慌てだして思わず笑ってしまった

髙｢なんで笑うの?!｣

｢だってめちゃくちゃ慌てるんだもん｣

髙｢恥ずかしいからやめてよ、、、｣

ふと海人くんの顔を見ると口の端っこに生クリームがついてる

｢生クリームついてるよ？｣

髙｢うっそ！まじ？｣

｢ちょっとじっとしてて｣

口を拭くけどなかなか取れない生クリーム

私はナプキンをもって手を伸ばした

｢はい、取れたよ｣

髙｢それ、男がやる側なのに｣

海人くんが顔を真っ赤に染めてボソリと呟いた

そんなに嫌だったのかのかな

そしたらいきなり席を立って

髙｢早く行くよ！｣

｢ちょっ！｣

海人くんを追いかけると二人分のお支払いをしようとしていた

｢いいよ、私の分払うよ？｣

髙｢ここはかっこつけさせてよ、ね？｣

｢次は私が奢るからね｣

｢お客様、本日はカップルデーでございまして。カップルのお客様は10%割引させていただくことになっておりますので、割引させていただきますね｣

｢あの、私たち、、｣

髙｢ありがとうございます！｣

カップルじゃないですって言おうとしたら海人くんに遮られた

｢お似合いですね！またのお越しをお待ちしております｣

｢美味しかったです！また来ますね｣