君と紡ぐ1ページ【K.T】 (ページ9)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:30,607 hit

9 ページ9

.

ふと桜の木を見ていると昔のことを思い出した

それは私の初恋の話。

恋ってなんなのかわからないそう友達に言い続けてきたけど

1度だけ私は名前を知らない男の子に恋をしたんだ

でも、その男の子の名前もどんな顔していたのかもどこであったのかも覚えていない

たった一つだけ桜の木の下で出会ったということだけ覚えている

また君に会えたら私は恋を知ることはできるだろうか

願いが叶うとしたら私はもう一度だけ君に会いたい

なんて、もし会えたとしても気づかないだろうな

君ももちろん私も

自分の女々しさに驚いた。

平｢なんか面白いことでもあった？｣

｢なんもないけど、、｣

平｢なんだ～、一人で笑ってたから絶対そうだと思ったのに｣

｢嘘、私笑ってたの？｣

平｢うん、クスって笑ってたよ｣

どうやら無意識のうちに笑っていたらしい

平｢それよりも、次体育だよ？早く着替えに行きな｣

｢やばい！！それ先に言ってよ｣

平｢声掛けただけありがたいと思えよ｣

｢はいはい、ありがとうございます｣

もっと感謝しろなんて叫んでる紫耀を無視して走り出した

ていうか結衣のやつ置いていったな

｢ちょっと結衣置いてくなんて酷くない？｣

中｢声掛けたのに無視したのあんたでしょ。ぼーっとしてたけど大丈夫なの？｣

｢そんなの気づかなかった、、この通り元気だから大丈夫！ほら行くよ！｣

運動部じゃないけど運動神経はいい方だ

今日は男女ともにバスケらしい

よっしゃ～、やってやるか