幸せ54 ページ12
ぬらりひょん「……ばあさんに、助けてもらったのかい？」
「うん。
迷子になってたら、手を繋いでくれたんだ。
こっちだよって言って連れてってくれた。
とっても優しくてきれいな人だった。」
そういうとじじいは「そうかい。」と微笑んだ。
なんだかばあさんと似てるなあ、って思った。
ぬらりひょん「後で珱姫には礼を言わんといけぬのう。」
鯉伴「ああ、そうだな。」
「俺も言っていい？」
鯉伴「そうしな。
なんなら、リクオと若菜もつれて、みんなでお袋に会いに行くかね。」
「うん。そうしたい。」
そう頷くと、親父は「任せとけ」と笑ってくれた。
ぬらりひょん「さて、そんじゃあ話はこれで終いにするかのぅ。
話してくれてありがとな、A。」
「んーん。
首無、一緒にいてくれてありがとう。」
首無「いつだってお傍にいますよ。
貴方は大事なお方なんですからね。A様。」
「俺も首無大好き！」
鯉伴「首無ぃ〜…？」
首無「子供のいう事にいちいち妬かないでくださいよ！！」
そんなふうに「なんでもない」話をして
みんなで笑い合って。
大好きな、大切な日々が
また、動き始めた____。
リクオ「わーんAーーー！！」
「リクオ！？どーした！！？？」
首無「あっ、ちょっと若！？
いけませんまだ安静にしてなくては！
お待ちください！」
ドタバタと騒がしく駆け出したAと首無を見送ったあと
ぬらりひょんはふぅ、と息を吐いた。
ぬらりひょん「親を目の前で殺される悪夢を何度も、か…。
……よう、耐え抜いたものよ。」
鯉伴「……。」
ぬらりひょん「鯉伴。
あの子から目を離してやるな。
Aは、必ず強くなる。なってしまう。
…誰に頼らずとも、平気なように。
それは、哀れなことじゃぞ。」
鯉伴「…ああ。分かってるよ。」
"も、どこにもいがないでっ…！"
怯え、震え、泣き続けていた幼い我が子。
そうさせたのは、自分の不甲斐なさだ。
周りが居なくなるのがイヤだと言いながら
一人で戦う事を選んだ彼奴は
きっとそういう強さを持っているんだろう。
鯉伴「…させねぇよ、A。
お前が言ったんじゃあねぇか。
頼まれたって側を離れねーぜ、バカ息子。」
遠くに聞こえる我が子たちの喧騒に
鯉伴の言葉は溶け混じった____。
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紗那(プロフ) - 久しぶりに《この手に掴んだ幸せを》を一気に読み直したのですが、やっぱりstoryや展開などが大好きです(*^◯^*)更新停止になっているみたいですが、もう更新されないのでしょうか････？更新されるのを待ってます(＞人＜;) (1月28日 17時) (
レス) id: a0235214a5 (このIDを非表示/違反報告)
こと(プロフ) - めっっちゃくちゃに好きです。大好きですガチ萌えます！！！本当に最高すぎます！！！！もう更新されることは無いのでしょうか……？続き楽しみに待ってますm(_ _)m (12月11日 18時) (レス) @page50 id: 8bdd3d2cd9 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - すっごく､萌えます！！めっちゃ続き気になります！ (9月25日 0時) (レス) @page50 id: 1fc4502f62 (このIDを非表示/違反報告)
ポッチ(プロフ) - めっちゃ好こです｡男色もストーリーも大好きなので何度も読み返してしまいます｡更新はもうされないのでしょうか? (5月24日 11時) (レス) id: bc736021f3 (このIDを非表示/違反報告)
れもん - おわーーー！！好きです！好きすぎます！！！このままリクオも混ざって…まさか若菜さんが…良いですね！！！！！鯉伴様もカッコ良すぎる！！続き、待っております！でも、無理はなさらないでください！ (2022年10月25日 1時) (レス) @page50 id: 4d12249e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泪 | 作成日時：2017年4月10日 15時
