幸せ70 ページ28
ぬらりひょん「こりゃ〜〜〜!!A〜〜〜!!」
朝ご飯を終え、学校の支度をしていたところに降ってきた祖父の大声に
Aとリクオは思わず顔を見合わせた。
「え?俺?」
リクオ「A何かしたの?」
「してないしてない。今日はまだしてない。」
首無「何かする予定はあるんですね…。
まだ時間に余裕はありますし、行ってみては?」
「はぁーい。」
いつでも出れるようランドセルをしょって
ぱたぱたと廊下を走っていく。
その勢いのまま障子を開けると、そこには
とっくみあってる父と祖父の姿があった。
ぬらりひょん「んなぁ〜にが“アイツの人生はアイツが決めるのさ。”じゃ!
一丁前に父親みたいな事ぬかしおって!!」
鯉伴「みたいじゃなくて父親だってぇの。
親父ももう若くねぇんだからそう叫ぶなよ、血圧上がるぜ。」
ぬらりひょん「誰のせいだと思っとるんじゃこのドラ息子がぁ――!!」
「・・・。」
パタン。と障子を閉じ、そのまま踵を返して部屋を後にしようと＿＿＿＿
ぬらりひょん「どぉーこ行くんじゃ元凶。」
「ぐえっ」
したら、首根っこを掴まれ、そのまま部屋に引きずり込まれた。
そしてそのまま、障子は再びパタン。と閉まったのだった＿。
「何今の、軽くホラーだったよ?
ていうか何?元凶って??」
ぬらりひょん「お主、組を継がんと言ったようじゃな?」
「？？うん。」
ぬらりひょん「何でわしに何の断りも無かったんじゃ!?」
「え？じじいに言った方が良かった??」
ぬらりひょん「わし奴良組の初代で今は総大将代理じゃぞ!?」
「あー。」
ぬらりひょん「今納得するんじゃないわ!」
「俺は組を継ぎません!!」
ぬらりひょん「今報告しろと言ってる訳じゃないわ――!!」
「学校だからもう行くね。」
ぬらりひょん「自由過ぎやせんか!?」
「いってきまーす。」
ぬらりひょん「こらっ、まだ話は終わっとらんぞ!!A―――!!」
鯉伴「親父、そろそろ本当に血管切れるから落ち着けって。」
リクオ「じいちゃんなんて？」
「俺が組継がない事言い忘れてたから怒ってたっぽい。」
リクオ・首無「「え？？」」
「ん？？」
その日、奴良組中に話が広がり
騒ぎ立てる妖怪達に揉みくちゃにされたAは
自分の軽率さを、心の底から反省したのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 977人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紗那(プロフ) - 久しぶりに《この手に掴んだ幸せを》を一気に読み直したのですが、やっぱりstoryや展開などが大好きです(*^◯^*)更新停止になっているみたいですが、もう更新されないのでしょうか････？更新されるのを待ってます(＞人＜;) (1月28日 17時) (
レス) id: a0235214a5 (このIDを非表示/違反報告)
こと(プロフ) - めっっちゃくちゃに好きです。大好きですガチ萌えます！！！本当に最高すぎます！！！！もう更新されることは無いのでしょうか……？続き楽しみに待ってますm(_ _)m (12月11日 18時) (レス) @page50 id: 8bdd3d2cd9 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - すっごく､萌えます！！めっちゃ続き気になります！ (9月25日 0時) (レス) @page50 id: 1fc4502f62 (このIDを非表示/違反報告)
ポッチ(プロフ) - めっちゃ好こです｡男色もストーリーも大好きなので何度も読み返してしまいます｡更新はもうされないのでしょうか? (5月24日 11時) (レス) id: bc736021f3 (このIDを非表示/違反報告)
れもん - おわーーー！！好きです！好きすぎます！！！このままリクオも混ざって…まさか若菜さんが…良いですね！！！！！鯉伴様もカッコ良すぎる！！続き、待っております！でも、無理はなさらないでください！ (2022年10月25日 1時) (レス) @page50 id: 4d12249e4c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：泪 | 作成日時：2017年4月10日 15時
