欠片2〜アベンジャーズ 〜

家族だった人 ページ18

Aはヨーロッパに到着し

ジャ「どうしますか？」

(ジャービスはここにいて)

ジャ「どこに行かれるんですか」

(ちょっとね。もし誰か来たらタワーに戻ってね？)

ジャ「わかりました。」

高い屋上にスーツを脱ぎ
建物を降りていった


そこの一室にはAの親が住んでいる。
扉に手をかけ開けようとすれば



母「A？」

(ママ………)

母「何してるの………」

(ジュリアは？)

母「あの子は死んだわ」

(何で？！)

母「貴女もここにいない方がいい。」

母はとても窶れていて昔の面影はなかった。

(何で死んだの？！)

母「あの人が売ろうとしたのよ。お金になるからって、それで自ら命を 絶ったの、ジュリアはずっと貴女の事を心配していたわ。」

(ジュリア………)

母「もう、私達は他人よ、二度と来ないで」

母親は部屋に入りドアを閉めた。

(………ママ！！)


Aはその場を離れ
どこをどう歩いたのか
覚えてない位ひたすら歩いた

スペインの街並みなど目に入らない

このまま消えてしまいたかった

もう家族と呼べる人などいない

少しだけ、ほんの少しだけ期待があった

アベンジャーズ で強くなれば

また家族と………


甘かった

親でさえやはりそんなものだと





その頃、Aのスーツを発見したスタークは

スタ「こちらスターク、スーツを発見Aはいない。」

フィル「こちらも、もうすぐ着く。そのまま探してくれ。」

クリ「どこ行ったんだ。」

飛行機をAの両親の自宅付近に着陸させれば
クリントとコールソンはスペイン中を歩き探した

バナーは飛行機で待機





Aは海辺まで来て
崖のそばの石に座り遠くを見つめていた

(ジュリア、ごめんなさい。)

妹を守れなかった。
何もしてやれなかった。



(………っ！)

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