【あらき】大好きなのは、貴方だけ。2【歌い手】

Song*44 ページ9

な「お、おかえりあらきさん」


客「「おかえりー！！！」」


あ「たっだいまー！！いやー、いいっすねぇ、HappyHalloween」



な「でしょー。

さて、ライブも終盤にさしかかってきた訳ですが、皆さん、まだ盛り上がれますかぁ！？」



客「「いぇーーーーいっ！！！！」」



あ「みんなありがとー！！！

…さて、ではここでスペシャルゲストをお呼びしようと思います！」



な「みんなが絶対喜んでくれるゲストだよ」





一気にざわめきだす客席。


きっとだれも予想してなかったのだろう。




私を呼んでくれるあらきさんがこちらを向く。




目が合えば笑って、大丈夫、って口パクで伝えてくれる。

その隣ではお兄ちゃんが早く来いよって笑顔で伝えてくる。



あぁ、もう大丈夫だ。不安なんて吹き飛んだ。





あ「それではお呼びしましょう！

_______________________千雪！！！！」





あらきさんが叫んだ瞬間私はステージに駆け出す。



駆け出すと同時に湧き上がる歓声と悲鳴。




二人と合流して改めて客席の方を見れば、そこには私の姿を見て驚いたり、隣の人と抱き合ったり、中には泣いてくれたりしてるお客さん。


喜んで、くれたのかな。


嬉しくて、思わず笑顔で頭を下げれば、更に大きくなる歓声。





な「おーおー、すげえな笑」


あ「いやー、さすがだよね。さてさて、自己紹介！」



『…皆さん、初めまして！nqrseの妹で、歌い手をやらせていただいている千雪です！

今日は2人のご好意でお邪魔させていただきます！！』




客「「千雪ちゃんー！！！！」」


客「「かわいいー！！！！」」




な「無事みんなに喜んでもらえたところで、早速曲の方にうつりましょうかね」


『え、はやくないですかねお兄ちゃん』


あ「なに、まだ緊張してるの？笑」


『いや、そういうわけじゃ…』



客「「大丈夫だよー！！」」



『あ、わ、ありがとうございます…！』



客「「wwwwwwwww」」



な「お客さんに励まされるってお前www」


『う、うるさい…』


あ「いいじゃんか〜無事緊張解けたみたいだし、ね？」


『それはもう…ばっちりです』




な「それじゃ、無事皆さんのおかげで千雪の緊張もとけたみたいなので…」




参りましょうか。




な「nqrseと千雪で…



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿夜もすがら君想ふ」

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