Song*47 ページ12
楽しい。
それ以外の言葉が出てこない経験は初めてだった。
お兄ちゃんと歌った時は会場全体が楽しんでくれてるのを肌で感じて。
あらきさんと歌った時は、何だかみんなが優しく見守ってくれてるように感じて。
自惚れかもしれないけど、ECHOのあと、みんながかけてくれた「大好き」は、私がこのまま想い続けることを許してくれたような気がして。
叶うことは許されなくても、想うことを許してもらえた気がするだけで、こんなにも、救われた気がする。
な「さぁみなさん。いよいよ次の曲で最後になってしまいました。」
客席から聞こえるやだー!とか寂しいー!って声に思わず3人で笑ってしまう。
あ「俺たちも寂しい!!だから最後はみんなで思いっきり声出して盛り上がってください!!!」
せーの
『「「ロキ!!!」」』
最高潮に盛り上がる会場。
客席を見れば、さっきまで泣いてた子たちも全力で叫んで笑って歌ってて。
どうしよう、あんなにステージに立つのが怖かったのに
今はこの場から離れたくない。
それでも、楽しい時間は一瞬で過ぎて。
気づけば曲は終わってて、客席からは一向に鳴り止まない歓声。
あ「えー、みんな今日は、本当にありがとうございましたっ!
楽しんでいただけたでしょうか!?」
客「「たのしかったー!!」」
な「俺らもめっちゃくちゃ楽しかったです、ありがとう。
特別ゲストで来てくれた千雪も、ありがとうな」
『こちらこそ、ほんっとに楽しかった!お兄ちゃんも、あらきさんも、来てくださった皆様も、スタッフの皆様も、本当にありがとうございました!!』
な「お前ほんとそういうとこだよな」
『え?』
あ「そりゃ好感度高いはずだわ。いいなぁnqrse」
な「お前には絶対やんねぇ」
『え?え??』
客「「wwwwwwwwwww」」
な「さてさて、じゃあほんとにこれで終わり。
みんな、来てくれてありがとう。これからも付いてきてくださいな」
あ「絶対また会いましょう!!」
それじゃあ、といってステージの真ん中で3人手を繋ぐ。
『「「ありがとうございました!!!」」』
頭を下げれば、また拍手と歓声に包まれて、それは
私たちが袖口にはけても、しばらくずっと鳴り止まなかった。
あ「ライブ、最高でしょ?」
『はい!…私もいつか、』
こんなライブが、作れるように。
『がんばる目標ができました』
そういう私の頭を、貴方はまた優しく撫でた。
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璃穂(プロフ) - みんと。@浮気性さん» 遅くなって本当に申し訳ありませんでした…まだ待っていてくださっていたら本当にお待たせしました!!またもう少しお付き合いくださいませ…! (2022年3月25日 15時) (レス) id: a64256496e (このIDを非表示/違反報告)
璃穂(プロフ) - 奏穂さん» 遅くなり本当に申し訳ありませんでした!!ようやくコロナが少しだけ落ち着いてくれましたので更新させていただきました!もう少しお付き合いくださいませ…! (2022年3月25日 15時) (レス) id: a64256496e (このIDを非表示/違反報告)
みんと。@浮気性 - あああああ気になる…!!!お仕事大変だと思いますが、のんびり待ってます!!!頑張ってください…!! (2022年1月14日 20時) (レス) @page37 id: d959435e19 (このIDを非表示/違反報告)
奏穂(プロフ) - はじめまして…好きです…更新大変かもしれませんが、待ってます…!!終始ドキドキがとまらねぇよぉ!! (2021年11月14日 19時) (レス) @page37 id: 5fde90380a (このIDを非表示/違反報告)
璃穂(プロフ) - アイル*さん» お返事遅くなり申し訳ありません、うれしいお言葉ありがとうございます!今後とも宜しくお願い致します。 (2021年6月11日 21時) (レス) id: a64256496e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:璃穂 | 作成日時:2019年6月27日 14時