251話。 ページ41
貴「……っ、一体今のは……」
引っ張られていた角度を考え、そちらに視線を向けると……
いた。さっきの白い少年……って、じゃあ、今のもあの子が……!?
とりあえずそちらに近づこう、と再び走り出したその時
木虎「……!!」
貴「え……っ、わ……っと!?;;;;」
何故か空から落下してきた木虎ちゃんをキャッチ。よかった、無事だったんだ……
木虎「あ……」
貴「……え、……っと、大丈夫……?」
木虎「!!……っ、大丈夫、です……!!すいません!!///」
貴「?い、えいえ……」
ごめんね、と一応謝りつつ地面に下ろしてあげた。
生身ならまだしも……この身体で女の子に触るってセクハラじゃないだろうか。どこぞの自称実力派エリートど同類……にだけはなりたくないものだな。本当にごめんよ木虎ちゃん。
……って、それはさておき……
貴「周辺被害の把握……しないと。」
怪我人がいないかどうかとか……三雲君1人にあっち任せちゃったけど、大丈夫だったかな。
C級隊員にはいささか荷が重かったか……?と今更ながら任せてしまったことを後悔……いや、反省。
ざわざわ……
貴「……ん?」
なにやら下が騒がしい……?
ひょこっ、と覗いてみると人だかりができていて、その中心には……
三雲「あ……いや、僕は何も……!;;;;」
見覚えのあるメガネ君。
あらあらすっかりヒーローだな……羨ましくはないけどね。あんなに人に囲まれるとか、私には無理だ。
木虎「……っ、」
……そして隣のお姉さんは随分と面白くなさそうだなぁ……。対抗心を抱くのは悪いことじゃないけどね。
三雲「!」
貴「お」
三雲君こっちに気づいたな……面倒になりそーだし、ここは一足先に立ち去りますかね。
貴「……じゃーね、木虎ちゃん。」
木虎「えっ……あっ、ちょ、猫谷さん!?」
と、木虎ちゃんを残して走り去ろうとしたところ、白い子がこちらにやって来た。
空閑「……あれ、猫谷さん、帰っちゃうの?」
貴「……うん、ちょっと仕事が。(ぼそっ)最後の凄かった、力持ちだね。」
空閑「!」
その反応はやっぱり君がやったのか……ぜひ今すぐ詳しく聞きたいところだよ。私がエンジニアじゃあなければね。
貴「……ってことで……、バイバイ!」
三雲「彼女達があの近界民を……ってあれ!?猫谷さん!?(いつの間にかいない……!!);;;;」
空閑「……(何者なのだろうか、あの人は……)」
258人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ワールドトリガー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朝希 緑 - なんとも俺得の内容でございます。めっちゃ悶絶しながら見てます!////三輪先輩とか辻ちゃんとかカゲさんとかとか/////マジ可愛い&かっこよ過ぎ! (2016年6月12日 21時) (レス) id: 265bcfd53b (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - アスカさん» ありがとうございます……!!いやぁ、原作に沿い始めたらグングン進むんですよこれが。応援嬉しいですありがとうございまする!!(*´∀`*) (2016年6月9日 22時) (レス) id: c55b05b230 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - 続編はや……応援しとるで! (2016年6月9日 22時) (レス) id: 84cc086e26 (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - 綺羅さん» すいません、うっかりしてました……!ご指摘ありがとうございます……!早速修正して参りました!! (2016年6月8日 23時) (レス) id: c55b05b230 (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - ゆなゆな@とっきーLOVEさん» はい、入りました……!ってうわぁぁぁあ……大好きとか嬉しすぎる……ありがとうございます……!これからもよろしくお願いします……!! (2016年6月8日 23時) (レス) id: c55b05b230 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒犬 | 作成日時:2016年5月27日 0時