13火黒黄赤 ページ14
黄瀬
「あ、青鬼さーん…」
黒子
「呼んで出てくるなら苦労しませんよ黄瀬君。」
黄瀬
「そうっスよねー」
…青鬼を殴ったら記憶が戻るとかなんとからしいから探してるんだが、
見つからねぇ。
すっげー会いたくねぇのに、会いたい。
複雑なんだよなー。
…赤司によると、青鬼は何をやっても死ななかったらしい。
だから、見つけたら殴って逃げるしかない。
一歩間違えたら、死だ。
黄瀬
「…ん。そういえば、赤司っちって何やったんスか?」
赤司
「何がだ?」
黄瀬
「いや、青鬼は何をやっても死ななかったって…」
赤司
「あぁ。殴ったり蹴ったり刺したり焼いたり斬ったりえぐったり剥いだりだよ」
黄瀬
「…ひぇ…」
…赤司の満面の笑みを見て思う。
笑顔って、こんなに怖くなるんだな。
黒子
「僕もそう思います。」
火神
「げ。俺、声に出してた?」
黒子
「いえ。火神君の思ってることくらいすぐ分かりますよ。」
赤司
「テツヤ、さすがにそれは気持ち悪い。」
黒子
「いえ。これは火神君を愛するということに必要不可欠なことなんですよ。それは何故かというとですね、」
赤司
「…もういい」
黒子
「そうですか」
黒子と赤司のテンポのいい会話に、少し笑みがこぼれる。
黄瀬
「…あ、火神っち笑った。」
火神
「え?」
黄瀬
「さっきから凄い怖い顔だったから心配してたんスよ?」
黒子
「やっぱり火神君には笑顔が似合います。」
少し恥ずかしい。
皆に心配をかける程、余裕なかったのか。
黄瀬
「ね。火神っち、笑って?」
赤司
「やはり、皆は笑顔がいいからな」
皆が俺に笑いかける。
…優しい笑み。
仲間っていいなって思う。
俺は一人じゃないから、
まだ進めるから、
皆とココを出ることができるから、
火神
「…Thank you!」
まだ、心の底から笑うことはできないけど、
皆と一緒に出れたら、
心の底から笑おう。
ニッと笑う三人を見て、固まっていた心が動き出す気がした。
トンッ
黒子
「ッ…火神君!」
黄瀬
「…火神っちッ!」
赤司
「後ろッ!」
俺は、皆の笑顔が歪んだのを見た。
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はー - 涙が・・・止まらなくなります(;へ:) (2015年6月28日 3時) (レス) id: 3c89993bf9 (このIDを非表示/違反報告)
はー - なに?これ?怖い!面白い!怖い!面白い! (2015年5月27日 23時) (レス) id: 4c56f0cbf4 (このIDを非表示/違反報告)
風吹☆蘭(プロフ) - Riko.チャン!お久しぶり~(´▽`)やっぱり怖いね……でも面白いッ!これからも更新、p(*^-^*)q がんばっ♪ (2013年7月14日 9時) (レス) id: 7932eb20c8 (このIDを非表示/違反報告)
まくら。(プロフ) - 2回目かな?怖くてもうドキドキゾクゾクしてます。なんかもやもやするw最高です!更新頑張です!長文失礼しました。 (2013年7月13日 16時) (レス) id: a699a82f6e (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - 面白いですね。更新大変だろうけど頑張ってください( ^o^)/ (2013年7月13日 14時) (レス) id: 27f4da644b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Riko. | 作成日時:2013年3月16日 20時