検索窓
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:27,880 hit

31.これはチャンスだ ページ32

キーーンコーーンカーーンコーーン……




そして5限目の終わりのチャイムが鳴った。

ドラケン君はオレの肩を組み、「元気してた?」と聞いてきた。






「昨日の今日っすよ」

「今日ヒマだろ?」

「いやっ……そうでもないっす」







今日は学校終わったらヒナとデートがあるのに……!!







「ちょっと付き合えよ」

「え……?ボクの話聞いてます?」

「そうだ、ミコトも同じ中学だよな?タケミっち」

「まぁ……キョーダイなんで……」

「ミコトの教室どこ?せっかく来たんだし、ミコトも誘おうよケンチン」

「アイツもか?なぁタケミっち、3年の教室って別校舎?」

「3年なら上の階がそうっすよ」

「なら迎えに行ってこようよ、タケミっち」

「え、オレも!?」

「だってミコトのクラスわかってるタケミっちについてもらった方が手っ取り早いし」

「は、はぁ……」







というか多分、この騒ぎで姉ちゃん来るんじゃないのかな……
一応生徒会長なんだし。




後ろの方でヒソヒソと声が聞こえてきた。








「え?花垣ってあのマイキーと仲がいいの?」

「バカ!声デケェって!!」

「ウチにそんなすげぇ奴いたの!?」

「てか、あのマイキー生徒会長とも知り合いなのか!?」

「さっき“ミコト”って言ってたもんな!」

「さすが生徒会長だわ……」








そっか……これはチャンスだ。
マイキーに近づいて、“稀咲鉄太”との出会いを止めるチャンスだ。







「ちょっと待って!!!!」







声がするほうを振り向くとそこにはヒナがいた。
なんで!?ヒナが!??







「あ?誰だオマエ?」







ヒナはドラケン君の言葉を無視して、こっちの方までやってきた。








「あ、ごめんヒナ……今日立て込んでてさ……」








バチン!!



そんなこと言っていたら、ヒナはマイキー君に平手打ち(ビンタ)をくらわせていていた。


ヒナさぁん!!?
何やっちゃってくれてんの!!?







あ、ドラケン君の顔に青筋が立った。
ヤベェ。








.

32.その手を離せ→←30.ムチャクチャだ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
158人がお気に入り
設定タグ:東京リベンジャーズ , 佐野万次郎 , 三ツ谷隆   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くろっきー | 作成日時:2021年10月16日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。