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「……え」
突然、落ちたから…心配して、近くに行く。
すると、先輩はわはは、と軽快な笑い声を出して、私の方を向いた。
「おぉっ、A☆ちょうどいいところにっ！ちょっと手ぇ貸して！」
「手…？」
手を、月永さんに向ける。すると彼は私の手を掴み、「よいしょ」と言って立ち上がった。
……起き上がれなかったから、手を貸せと…そういうことだったのか。
「いや〜、ありがとうっ！今手に力あんま入んなくてさ〜？たぶん、長時間ペンずっと持ってたからかも！」
「…それ、休みながら作曲すれば解決するんじゃあ…」
私がそういうと、月永さんはぶんぶんと首を振った。
「霊感(インスピレーション)は待ってはくれないんだよ、わかるか？湧き上がった霊感(インスピレーション)を書き留めるたびに休んでたら新しく生まれた曲を書き留められないじゃん。」
……妙に説得力がありそうな、無さそうな。
月永さんはにっこりと笑い、鼻唄をうたいながら窓の鍵を閉めたり、楽譜を見返したりしていた。
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きたれれ - とてもおもしろかったです！更新楽しみにしています。頑張ってください (2016年11月23日 12時) (
レス) id: 55896c85bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睦月
| 作成日時：2016年10月31日 16時
