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32. ページ33

「……A、ごめんなさい。」


彼女は私の方を向いて、涙でぐしゃぐしゃな顔で謝った。


「…酷いことして、ごめんね…っ」


…そんな秋歩の顔を、私はまともに見れなかった。
頼りになる友達が、こんなになって泣く姿を、受け入れられなかった。


***


「…落ち着いたか?」


…あれから色々あって、秋歩は2週間、学校に行くことを禁止された。停学、ってやつ。
レオに差し出されたペットボトルの中のお茶を少し、口に含んだ。


「……レオ、ごめん。」


「なんで謝んの?何か、おれに謝らなきゃいけないことでもした?」


「…私のせいで、ここまで付き合わせちゃってごめんね。」


…私が自分で起きることができれば、レオは今ごろ巻き込まれてなかったはずだ。


「…だから、違うって。」


レオはそういうと、ひとつ重いため息をついた。


「さっきのは、Aのせいじゃない。言い方は悪いけど、あれは瀬川の責任だ。だから、おまえが思い詰める必要は、無い。」


レオはベッドの上で体を起こしている私を、そのまま抱きしめてきた。


「……っ!」


さっきはなにも気にしてなかったけど、いざ抱きしめられるとなると、とてもドキドキする。
一気に、私の顔は赤くなった。

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my mame - るかちゃんの名前はカタカナではなくて平仮名ですよ (2018年2月22日 21時) (レス) id: b181078f9f (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ - いいねー、うまい (2016年5月27日 16時) (レス) id: 5d58c5c7e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睦月 | 作成日時:2016年5月20日 19時

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