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29. ページ30
「…センセー、ちょっとコイツお願いします。」
レオがそういって保健室に来たとき、佐賀美先生は驚きながら、ベッドに誘導した。
「…もう、大丈夫だからな。痛い思いさせて、ごめん。」
レオに下ろされるときそう言われ、私はぎゅ、とシーツを掴んだ。
「それで、何があった？俺、状況がわかんないんだけど。」
私のそばにレオと先生は座り、そう聞いてきた。
少し楽になった私は体を起こして、先生とレオに向き合う。
…本当のことを言ったら、多分秋歩は悪者にされてしまう。
そんなのは、嫌だ。
「……階段から、落ちました。」
「A。」
そう答えると、レオは私の名前を読んだ。
「おまえ今、嘘ついただろ。」
「……何が？」
……嘘なんて、ついていない。階段から落ちた。これは事実だ。
秋歩に落とされたなんて事実は、ない。
私が自分から落ちたんだ。
「わかるんだよ。何年も一緒にいたから。…嘘、付くな。」
「嘘なんて、ついてないよ？」
そう言うと、レオは私の頬をばちん、と軽く叩いた。
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my mame - るかちゃんの名前はカタカナではなくて平仮名ですよ (2018年2月22日 21時) (
レス) id: b181078f9f (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ - いいねー、うまい (2016年5月27日 16時) (レス) id: 5d58c5c7e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睦月
| 作成日時：2016年5月20日 19時
