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14. ページ15

「……そういうことか。けど英智、あまり普通科の生徒をホイホイ連れ込むな。」


「わかった、次から気を付けるよ。」


天祥院は理由を全て蓮巳くんに話した。そしたら案外簡単に、蓮巳くんは納得した。


蓮巳くんは、天祥院に聞きたい用を済ませたあとに、そのまま部活へと行ってしまった。



そうして、お茶もクッキーもなくなってきた頃。突然、睡魔が襲ってきた。


……寝てないからだ。それに、今日はなんか、色々と疲れた。


レオのことも。朝の、女の人のことも。


「…おや?」


私は、気付かないうちに天祥院に寄りかかっていた。
そのまま、意識が溶けていく。彼は私の頭を優しく、撫でた。



**

寄りかかる少女の頭を優しく、撫でてやる。
英智は、自分でも気づかないうちに顔が緩んでいたらしい。



……彼女は、自分がかつて、壊してしまった男………月永レオと、似ている。


「…?」


英智はふと、廊下の足音に耳を向けた。
ぱたぱたと、走る音。


その音は、この生徒会室の前で、止まった。


「……っ、てんしょーいん、おまえっ!」


「…月永くん。」


ノックもしないで、騒がしく入ってきたのは、
自分がさっき、目の前の彼女と似ている、と思った、あの男。


月永、レオだった。

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my mame - るかちゃんの名前はカタカナではなくて平仮名ですよ (2018年2月22日 21時) (レス) id: b181078f9f (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ - いいねー、うまい (2016年5月27日 16時) (レス) id: 5d58c5c7e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睦月 | 作成日時:2016年5月20日 19時

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