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…ど、どうしよう。
Knightsのメンバーさんだよね…?
出た方がいいのかな……いや、泉が来るまで待つ…?あ、そうだ。確か泉はこの時間、肌のお手入れ?してるんだ。だから戻ってくるのはあと10分くらい…?
そうこうしてるうちにも、電話は鳴り続けている。
仕方なく、私は通話ボタンを押して電話に出た。
『…もしもし〜セッちゃん〜?』
セッちゃん?
……もしかして、泉のこと…?
セ、セッちゃん……かぁ…今度からかっちゃお。
『ま〜くんも寝ちゃってたいくつ〜。セッちゃんあそぼ〜』
ま〜くんとは…?
『ねぇちょっと、聞いてるの〜?』
…うわわ、どうしよ。
何も話さないこっちに怒ったのか、電話越しの朔間さんは深いため息をついた。
『……もしかして、セッちゃんの妹?』
……何この人。
勘がいいの?
「……あの、朔間さんですよね。すみません。兄は今、違うところにいまして……」
結局、私は隠さずにありのままの[瀬名A]で話した。
『あ、やっぱりぃ〜?セッちゃんから色々聞いてるよ〜。何も話さないからさぁ、焦ったぁ〜。』
朔間さんは、私のことを知っていた。
だから、あまり驚かなかった。
「あ…そうですか…すみません。兄が出れなくて…」
『いいよ別に〜。大した用じゃなかったし〜。』
電話越しの朔間さんの声は、笑っていた。
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あづにゃん(プロフ) - とても面白かったです!!これからも頑張って下さい♪ (2016年2月20日 17時) (レス) id: 77a53820e2 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - 続き楽しみにしてますー! (2016年2月18日 22時) (レス) id: 4d959f0cfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:睦月 | 作成日時:2016年2月16日 14時