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私がそういうと、レオさんは、目を丸くするとそのまま、吹き出した。
「な、なんで笑うの!?」
「いや、おまえほんっと面白いなって!わはははっ☆」
腹を抱えて笑うレオさんに、最初は呆れていたが、その姿を見てると、なんだかこっちが馬鹿みたいに思えて、笑ってしまった。
「あのさぁ、二人とも。俺がいること忘れてない?チョ〜うざぁいんだけどぉ…」
どうしよう。泉がいること忘れてた。
それくらい、夢中でレオさんと会話してたんだ。
「ご、ごめん泉…」
「Aは早く家入りなよぉ。母さん心配してると思うから。俺は王さまと少し話あるから。」
ぐい、と押され、玄関の扉を閉められる。
リビングに入ると、お母さんに怒られた。
警察呼ぶところだったのよ、って。
今まで門限を破ったことはなかったし、心配してくれたんだろう。
私は、心配かけてごめんなさい、と謝って、頭を下げた。
「もういいのよ、別に。後で泉にも謝っておきなさい。あの子、一番心配してたから。」
…なんだかんだ言っても、優しいなぁ。泉は。
「…うん。」
私はそういうと、部屋に行くために階段を上った。
……そういえば、泉はレオさんに、なんの話してるんだろう…
まぁ、いいか。気にしないでおこう。ユニット関連のことかもしれないし。
一人でうん、と頷いて、私は部屋の扉を開けた。
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あづにゃん(プロフ) - とても面白かったです!!これからも頑張って下さい♪ (2016年2月20日 17時) (レス) id: 77a53820e2 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - 続き楽しみにしてますー! (2016年2月18日 22時) (レス) id: 4d959f0cfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:睦月 | 作成日時:2016年2月16日 14時