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最終章:夢の終わり 禪院雛乃 ページ31
「雛乃せ〜んぱい!!どうかされましたか?ボーッとして。」
『あ...いやごめんなさい。今日見た夢が少し気味が悪くて。』
「雛乃先輩寝てたんですね。安心しました。」
瑠璃ちゃんにジト目で睨まれる。
寝てないとわかれば少し後が怖いので一週間に一回は寝るようにしている。
「どんな夢だったんですか?」
『あ...えっと...まぁ...昔の楽しい夢ですよ。』
「昔に楽しいもあるんですかね?」
『私の場合は少しありますよ。』
彼女の問いに笑って答える。
あの時が幸せだったかどうかで言えば幸せなのだろう。
死んでいないのだから。
「まあ人によりますよね〜、あ、今度ゲームしましょうよ〜!!」
『あぁ...えぇ。私そんなに器用ではないですよ?』
「そんな事無いですよ!!」
まあ今は幸せなのだろう。
夢の方が幸せだったが。
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