彼氏のフリ頼んだら黒尾だった【ハイキュー】

13 ページ14

荷物の確認をしている潔子ちゃんを見つけた。





『潔子ちゃん！』

「Aちゃん」





私を見ると、笑って名前を呼んでくれた。

その隣には知らない女子が。





『もしかして新しいマネージャー！？』

「そうなの。１年生」

「はっ初めまして！谷地仁花です！」

『初めまして、神崎Aです！』





緊張気味の仁花ちゃんににっこりと笑いかける。

「かっかわいい先輩だ…」と瞳をキラキラさせて見つめられテンション上がった。





体育館に入り、黒尾が合宿の説明をしている間に私は梟谷のマネージャーの元へ行く。





『かおり〜！雪絵〜！』

「あっA！久しぶりだね！」

『会いたかったよぉぉ』





そんな２人にがばっと抱きつく。





「さっき赤葦に話しかけてたでしょ」

『わぁー見てたの？』

「見えたの。木兎が俺のとこには来ないのかってソワソワしてたよ」

『木兎いなかったんだもん』

「赤葦が言ってたよー？俺がAさんと話してると黒尾さんからの圧がすごいです、って」

『あー。黒尾目つき悪いからなぁ』

「「そういうことじゃないと思う」」





綺麗にハモった２人を見て首を傾げる。





『あっ！なんかリエーフが烏野のエースのことガン見してる！ちょっと行ってくる！』





そして何度も練習試合を重ね、夕方になった頃。

体育館の扉が開いた。

そこにいたのは日向と影山だ。





２人が合流したこともあってか、烏野は９セット目にして初勝利をもぎ取った。ペナルティしてない烏野、初めて見た…。





やっぱおもしろいな、日向と影山。



.

14→←12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す