【鬼灯の冷徹】輪廻転生～願い～ (ページ23)

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弐拾壱ページ23

鬼灯side

鬼灯「本当に、家具は買わなくていいんですか？」

A「はい、いいんです」

鬼灯「……」

A「物は長い時がたつと、付喪神が宿ります。その時に良い方にいくか悪い方にいくかは、使用されていた時の扱いで決まってしまうので、大事にしなければ」

祟られますよ？

と、微笑みながら言う姿は、さながら先生の様だった

鬼灯「只今戻りました」

閻魔「あ、お帰り鬼灯くん、Aちゃん」

鬼灯「仕事はちゃんと進んでいますか」

閻魔「もちろん、やってるよ！…それで…お土産とかって、あったり……」

鬼灯「あるわけ無いでしょう！さっさと仕事しなさい！」

遊びに行ったわけじゃないんですよ、我々も

A「…あのぅ……閻魔大王、これ、よかったらどうぞ」

Aさん！？！？

閻魔「え、いいの？」

A「これからお世話になるので」

鬼灯「……Aさん…」

別に咎めるわけではありませんが、そこの威厳もクソも無い閻魔大王にお土産を差し出すなどしてはけません

そのクソには鞭と鞭を差し上げるのが懸命です

A「鬼灯さま、流石にそれは言い過ぎなのでは…？」

鬼灯「！！」

Aさんは心が読めるんですか！？

A「いや、あの…がっつり口に出してました。わざとじゃないかって思う位がっつり」

閻魔「もうちょいわしのこと敬おうよ…」

鬼灯「……これは失礼しました、閻魔大王」

……まぁ思ってませんけど←

閻魔「ほら、だから口に出てるんだって！！」

鬼灯「そんなことより、」

閻魔「そんなことっ！？！？」

鬼灯「空いてる部屋ありますよね」

閻魔「…ハァ…うん、あるよ…ﾑｽｯ」

閻魔ともあろう人が拗ねましたが無視しましょう

鬼灯「あと、使われていない家具も」

閻魔「え？家具？？新しいのは買わなかったの？あるけど…」