三次元で全国一位の少女が二次元にトリップしました【バトスピ】part3

秘密の約束＿過去遍＿ ページ31

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??｢やっぱ勝てなかったかー!
　流石A、私を倒しただけある!｣

｢…ほのか姉さん､何喜んでるんですの
自分が技を仕込んだ従妹が負けたと言うのに…｣








あの大会から翌日
久し振りに帰省したほのかは
私の部屋で今年の大会の話を聞いていた

此方としては敗北感で不機嫌丸出しだ
何故目の前に居る従姉はこんなにも陽気でいられるんだろう









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ほ｢それで?Aとはどうなった?友達になれた?｣

｢本人が返事は何時でも良いって言ってましたの
基本駅前のカードショップに居るからと
何故私があんなのと友達に……｣







カラン、とコップの中に入ってる氷が揺れる
それはほのかが麦茶を飲み干した動作から成るものだ

すると彼女は｢うーん…｣と唸る
まるで物事を解ってない子供をにどう対応しようか困る親の様に






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ほ｢実はさ、私去年の大会の後ちょっと話したんだよねAと
　そしたら…あの子父親に虐待されてるらしくて
　そのせいか友達が居ないんだって、だからじゃない?

　一人って………辛いと思うよ｣


｢!!｣





"孤独"そんな言葉が頭に浮かんだ

バトルしてる時は本気で楽しんでいた相手は
実は一人の寂しさの中に居た少女だったのだ



言葉に詰まっていると
続けてほのかは言う









ほ｢葵木､Aとのバトルはどうだった?
　"楽しかった"?｣


思わぬ問いだ
バトルに楽しい何て無い筈なのに
真剣勝負な筈なのに……







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｢……楽しかった…ですの…とっても｣


相手が楽しそうに…否、本気で楽しんでいたこそ
此方もつられて楽しんでしまう
Aとのバトルはそんな感じがした









ほ｢でしょ?何かAとのバトルは楽しくなる
　スッゴい燃えちゃうのよね〜｣



ほのかは満足そうに笑った
相変わらずの口調迷子はさておき
従姉もそう感じた様だ








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ほ｢あのさ、約束してくれない?
　なるべくAの側に居てあげて欲しい

　あの子は…一人にさせちゃいけないんだよ｣


その表情は儚そうで
｢出来れば自分がやりたかった｣何て言っていそうで…






(ほのか姉さんの放っておけないが始まりましたわね…)









ならば私の答えは1つだ
私は＿＿







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｢約束しますわ、ほのか姉さん
私は神崎A…いえ､"御姉様"の側に居ますの
御姉様を一人になんかさせませんわ｣


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本気で行かせて頂きますわよ(葵木side)→←出会いはまさに最悪で＿過去遍＿

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