｢勇んで戦う者｣ノ御記＿＿参. (ページ48)

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｢防人仮面｣＿＿参ページ48

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説明しよう！｢防人スラッシュ｣とはA基防人仮面の懐刀｢破魔ノ剣｣で敵のチャクラ技を斬り付け掻き消す技である！……と言う名のただ相手のチャクラ技を斬り付けているだけだった

パァン！と言う風船が破れるような音と共に雷で出来た黒豹は虚しく消え散る。それを見た雲隠れの忍頭は｢なっ⁉︎｣と驚きの声を上げるが、斬り付けた側はじゃあ悠々としているかと聞かれたら………結構大違いだ

(ああああああああああああああああああ‼︎変な技名言っちゃったああああああ！？！？どうしようこれマジで黒歴史！ただでさえ｢防人仮面｣とか何処の某｢国防仮面｣の真似って言うか台詞が仮面○イダースト○ンガーだし無理‼︎無理無理無理‼︎)

謎の戦士｢防人仮面｣基
三栖Aは最初から羞恥心で蹲りたくて仕方が無かった

自分が変化したのは元の世界で好きなアニメ某勇者であるシリーズで出て来た｢国防仮面｣のオマージュである。アニメでの格好はもっと違い日本軍の服装だったがそこは持ち前の想像力の豊かさが功を奏したと言うべきか

(想像力の豊かさはあったから変化は得意だけどやっぱり二十歳の頃の姿じゃ無くても良かった…駄目だ恥ずかしさの方が勝りそう…いい加減さっさと終わらせてやる！！！！)

｢神遁・メーガナーダの縄(・・・・・・・・・・・)！｣

｢しまっ⁉︎｣

瞬間、忍頭の周囲に八本の長いインドコブラが現れ瞬く間に身体に巻き付いて拘束する

｢メーガナーダの縄｣とはインドの神話に登場する魔術に長けた戦士メーガナーダが戦争の際インドの精霊ナーガを縄にして投げ、相手の手足を縛り身動きを封じる一種のアイテムの様な奇跡である

因みにインドコブラは別名メガネヘビ
猛毒を持ったおっかないコブラだ

｢捕縛完了
日向の少女は返して貰おう｣

｢待て！俺にこんな事をして雲隠れが黙っちゃいないぞ！俺が上に言えば木の葉なんてな…｣

｢"その言葉を信じられて貰えなければ話は別だろ"？｣

｢は…？｣

投げ捨てられたヒナタを抱き上げ
Aは毒蛇が匙加減でいつでも殺せる事を理解していない男に不敵に笑う

チープな脅しは最早三下悪役のテンプレだ
予想通りの言葉に驚くほど自分は柔ではない
彼女を抱き抱えたまま雲隠れの忍頭に対して指を差す

さて、最初にAが守らなければならない超難易度3点セットを覚えているだろうか？

殺さない事

バレない事

そして…この事を言わせない事

その方法を今こそ実行しようではないか
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