忍者学校の子供達＿＿壱 ページ4
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｢＿＿＿＿って事があってさぁ…千手一族とうちは一族で何か知らない？｣
｢｢｢知らん/ないぞ？｣｣｣
｢は、ははは…ですよねー……｣
無事火の国と手を組む事が決まり数日経った
奈良、山中、秋道、犬塚、日向、猿飛、志村、油女……他一族も里に加入して行き漸く足場が安定し始めた事で、今は重要施設に力を入れている。Aも元の世界の知識を活かして三人に基本的人権や軽い法律を教えていた
そうして今日はまだまだよちよち歩きではあるものの、何とか始まった
｢そもそも｢勇んで戦う者｣ってなんだ？｣
｢んー……あたしの故郷だと｢勇者｣って呼ばれる人かなぁ…？｣
｢勇者って何ぞ？｣
｢例えば…"世界を救う英雄"…とか？？｣
｢英雄とはまた大きく出たな
そんなものにお前はなりたかったのか？くだらん｣
｢と・び・ら・ま〜？あたしだって｢勇者｣とかそんな柄じゃないから！ただの一般人！｣
柄でも無いが｢くだらん｣と一蹴されて腹が立たない訳がなく、この出来立てホヤホヤの忍者学校の先生である扉間に思わず食ってかかる……が、身長と体格の違いは感情の差分では埋められなかった。悔し紛れにスッパァン！と言う快音を立てて腰あたりをぶっ叩く
腰は予想外だったのか扉間は腰に手を当ててプルプル座り込み、マダラは大爆笑、柱間はいつその身に降りかかるのでは無いかと青ざめ背中を両手で隠していた
そう言えばAが居ると四人で居る事が多い
これが良い方に傾けば良いのだが
｢＿＿扉間先生蹲ってどうしたんですか⁉︎｣
｢まさか奇襲⁉︎｣
｢あの扉間先生に気付かれずに攻撃を…？そんな馬鹿な…｣
｢先生の仇は絶対オレがとりますよ！｣
｢……ダンゾウ…コハル…ホムラ…これは奇襲じゃないから落ち着け…そしてサル、貴様は後で説教だ｣
｢えぇっ⁉︎｣
Aによって蹲る扉間にワラワラ集まって来たのはいつかの未来、其々が木の葉の重役に就く扉間小隊の面々だ。まだ十歳程度の彼等だがこの時点で扉間に懐いている可愛い子供達である
(猿飛一族も志村一族ももっと後に里の仲間に入る筈なんだけど…やっぱり原作と変わってるな…)
これも｢烙曜｣が大きく影響しているのだろうかと顎に手を当てて考えていると、ふと"黒髪の癖っ毛が特徴的な"女の子と見紛う少年に声を掛けられた
｢Aさまどうなされたんですか…？お腹痛いですか…？｣
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作者名：モノクロ | 作成日時：2021年11月25日 23時
