｢木の葉隠れの里｣と｢火影｣＿＿肆 ページ14
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｢二人共喧嘩はやめなさい！いい大人がみっともない！｣
｢｢だって柱間/マダラが｣｣
｢何か言った？｣
｢｢イイエナニモ｣｣
一日で(しかも一時間も経たず)二回目の喧嘩を始めようとしたものだから、Aは泣く泣く二人の腹をスッパァン‼︎とぶっ叩いて大人しくさせた。昔だったら頭を思いっ切りぶっ叩いてたであろう。デカブツ二人が正座して目の前に座っているのは壮観だ
名だたる忍二人が仁王立ちの女相手に正座状態
もしこの光景を第三者が見たらどう思うか
｢大名から里の名前も決めるよう言われてるんでしょ？里長の名前を柱間が決めるなら里の名はマダラが決めるべきだよ｣
｢オレがか？｣
｢オレも賛成ぞ、何かいい名はあるか？｣
怪訝な顔をしたマダラだったが柱間に問われると立ち上がって里を眺め一考する。流れるように柱間が立ち上がったその時、マダラは手に持っていた木の葉の穴を黒い眼にやって…
｢………"木の葉隠れの里"…てのはどうだ？｣
｢…単純ぞ……ヒネリもないぞ…見たままぞ…｣
｢
｢はいはい周りくどくお洒落な名にするより良いでしょ？マダラ、その木の葉ちょっと貸してくれる？｣
｢？…いいけど何するんだ？｣
マダラの問いには敢えて答えず自分はその葉を手に取る
木の葉を茎をなぞってグルリと渦を描き
葉の先端を尖らせ…そう＿＿＿これこそこれから続く里にとって重要な…
｢これが"木の葉隠れの里のシンボル"
木の葉隠れの里の忍達全員が皆付けるんだ！どうこの案？マダラが里の名前で柱間は長の名前、あたしは象徴担当って事で！｣
｢悪くはねェな｣
｢おぉ‼︎オレ達三人で決めた里ぞ！流石Aぞ！Aはやっぱり凄いんぞ！｣
凄いも何も原作通りなのだが
何だったら普通に怒られてもおかしくなく素直に喜べない自分であった
｢＿＿＿ここに居たか…こんな所で何油売ってる！火の国の大名達が会談に来る頃だぞ！｣
｢ほら柱間、扉間が迎えに来たよ｣
｢いやぞ〜…まだお前達と喋ってたいぞ〜…｣
｢火影はお前なんだからさっさと行って来い｣
｢いでっ⁉︎押すことはないだろマダラ⁉︎｣
｢すまん今日だけは礼を言う｣
｢礼はいらねェから早く連れてけ、オレとAは用事があんだよ｣
用事があっただろうか？と首を傾げていると柱間は扉間の瞬身で会談に連行された。何か柱間が断末魔を上げていたが気にしないでおこう
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望めぬ春の心得違い＿＿壱→←｢木の葉隠れの里｣と｢火影｣＿＿参
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作者名：モノクロ | 作成日時：2021年11月25日 23時
