｢勇んで戦う者｣ノ御記＿＿参. (ページ11)

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｢木の葉隠れの里｣と｢火影｣＿＿壱ページ11

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｢は〜シャバの空気が気持ち〜！｣

｢言い方が囚人かよ…｣

｢オレはこの後大名達と会談ぞ…二人が羨ましいぞ…｣

里の建物の建築、施設の設立、忍者学校の授業内容決め、忍の階級の成立、任務ランク定義決め、階級上げの試験内容詳細、里の警備及び治安活動……上げるとキリが無い程の政務(？)をAと柱間とマダラと扉間…時々うちはからヒカク、千手から桃華に手伝って貰いながら、ほぼ箱詰めの様な生活を一ヶ月

忍者学校の視察を終えてからデスクワークに追われて漸く解放され翌日＿＿＿＿Aと柱間とマダラは久しぶりに崖の上で揃って"かつて森だった場所"を共に眺めていた

｢だってあたし大名達となるべく関わりたく無いんだもん、マダラは猛犬だからどこでキレるか解らないし｣

｢誰が猛犬だコラ⁉︎｣

｢あたしが火の国の大名と交渉に行った時の事忘れた訳じゃ無いでしょ？つまり……柱間、君が適役なんだよ｣

｢最早消去法ぞ！？！？｣

納得行かないと言いたげな柱間を自分とマダラは思いっきり無視した。Aもマダラも上の御機嫌取りなんて真っ平御免である。へつらい笑顔を浮かべろと？冗談も大概にしてくれ

すると彼は自分を"背後からポプンっと抱き締める"とこう言う

｢Aを大名共の前に出してみろ
また｢勇んで戦う者｣とか言って気味悪い目で見て来るに決まってんだろ｣

｢確かにそれはオレも嫌だが＿＿＿＿マ、マダラ…Aが…その…｣

｢あ？どうし＿＿＿＿＿＿＿＿……ｯ！｣

｢ｯ〜〜〜………………………！｣

＿＿＿＿突然な事でAは柱間とマダラの遣り取りを全く聞いていなかった

何故？そりゃもうマダラに背後から抱き締められたからだ！！！！

推しに背後からハグだぞ？
もう頭が真っ白で心臓は早鐘の様に五月蝿いわ
喉から飛び出しちゃならんものが飛び出そうになるわキャパオーバーで、顔が端から端まで熱に浮かされている気がする

｢ｯ…ま、マダラ……そ…その…急に抱き付かれると吃驚すると言いますか…！｣

｢ｯｯ…悪ぃ……｣

｢……二人共前に同じ部屋で寝てるって言わなかったぞ…？｣

｢布団は別々だから！！！！｣

イズナ亡き後、なるべくマダラの精神が不安定にならないよう部屋を一緒にした。因みに切り出したのは自分であるが、一緒の布団で寝たのはマダラがAの為に火鉢で部屋が温まるまで側に居てくれたあの時だけである

布団別々で残念とか決して思わなかった訳じゃない！

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