灰色の化物は他世界を歩む【バトスピ】part2

集まるべき者達 ページ21

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奈瑞菜がバトルを終わりにした頃には
ヨクやクロハが先に終わらしていた様で
こちらを待っていてくれたらしい

気付けばエト達も居る








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｢お前達も勝ったのか｣


ク｢楽勝過ぎてキーカードを出すまでも無かったぜ｣


ヨ｢アルバトロサの人間として
　俺はもう負けないに決まってる｣









どうやらヨクはヨロイに勝った事で
自信を取り戻したらしい

それなら一安心だ





奈瑞菜はふと
駿太が登っていった山を見る

霧ががり山頂はよく見えないが
彼奴は大丈夫だろうか…








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ヨ｢そう言えば……エト
　ミトラ・ブルンヴァルトと言う奴を知ってるか?｣


エ｢ブルンヴァルト!?知っているも何も
　邪神皇を封印する際に勇者達に協力した
　ワルキューレ、ブリュンヒルデの末裔です!

　確かそのブルンヴァルト教会がこの近くにあった筈…｣



｢ワルキューレ……半神の事か
北欧神話に登場する戦の女神的存在と言われている｣


メ｢でも邪神皇を封印したのは勇者なんでしょ？｣









そう言われるとエトは首を横に振った
否定の意味である横に







エ｢実は…邪神皇を封印する際に協力したワルキューレや
　天の者達の事は歴史書には書かれていないんです｣


キ｢他にも運命神の三姉妹､ノルニル
　ゴルゴーンの方々が勇者様に協力したそうです

　その事を知っているのはエト様の様な巫女や
　一部の勇者の末裔だけです｣



ヨ｢!!ノルニルだと!?｣






｢ノルニル｣と言う言葉にヨクが過剰に反応した
まるで心当たりがあるとでも言っている様だ







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ク｢ヨク?｣


ヨ｢バルガルドでも浸透している
　スカンディナビア神話に出て来る運命の神…

　前に定 伊織が持っていた栞にそれが
　描かれていたんだ｣








偶然には出来すぎている

更に定 伊織がもしその運命神の何らかで
ブルンヴァルトの末裔も関わると言うなら
それは大昔､勇者達が邪神皇を封印する時と同じになる


つまり､ゴルゴーン以外の者達は
大体が揃ったと言う事だろう







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｢集まるべき者は集まっている…か｣




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