救世記＿battlespiritsrevival＿【12の煌めき】 (ページ20)

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そう踏んだんだページ20

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ス｢フラッシュ『ゼファーヴォルテックス』！あんたのスピリットは全部疲労しな！｣

｢！｣

バトル開始から数ターンが経った

スカイのフィールドにはLv2の『乙騎士ペリガード』と『乙騎士エウロス・ファルコン』Lv3の『辛騎士ブルーヘッド』。ライフは1

俺のブルーヘッドにはLv2の『角ペンギン』と『筆頭家臣アカツキドラゴン』Lv3の『麗武将ヒョウジンドラゴン』にバースト。ライフは2

スピリット3体はスカイのマジックで全て疲労。つまりブロッカーは0だ

しかもアタックしているペリガード含め彼方のフィールドには3体もスピリットが居る。どう考えたってこのままでは負けてしまうだろう

ならばこのアタックをどうするべきか、そんなの簡単だ

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｢ライフで受ける！ライフ減少によりバースト発動『絶甲氷盾』、アタックステップ強制終了だ｣

ス｢…ターンエンド｣

(ふぅ……予想通り、だな…)

敢えて違うとすればファルコンの効果で『角ペンギン』は回復出来ない所だが

まぁそこまで痛手では無い訳で、肝もあまり冷やしてはいない。それに…もう予測を立てる必要は無いだろう

だがその前に、俺は彼女に聞かなければならない事がある

｢少しだけ聞いて良いか｣

ス｢？何だい｣

｢…"十二神皇"は居ないのか？もしくは古の神皇とか、お前のデッキに入ってるんだよな？｣

約全員『!?』

ほんの少し、恐らく自分だけだろうがバトル開始からずっと違和感があった

あるんだとずっと思ってた。だから敢えて慎重にバトルを続けていたし、考えながら事を運ばせていた。……でももし、実はそうでなかったとしたら？

俺がそう言うとスカイは微かに瞠目した。瞠目した後目を伏せると問う

ス｢何で…そう思ったんだい？根拠は？｣

｢お前が序盤に張ったネクサス、それに今並んでるスピリット達。どいつもこいつも封印時効果を持ってたりそれに関する奴等ばっかだ。それだけあって何で封印出来る奴が出ねぇんだ？｣

ス｢そうじゃないかもしれないじゃないか、偶々とか｣

｢俺もそう最初は思ったよ、偶々じゃないかって
でも違った、『ゼファーヴォルテックス』…あの効果はまだ続きがある。カード名に"｢ゲイル・フェニックス｣と入っている自分のスピリットが居る時"疲労状態の相手を一体デッキの下に戻すって言う効果が｣

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そのスピリット名を知ってる

それは……｢酉｣の十二神皇の名だ

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