救世記＿battlespiritsrevival＿【異変の始まり】 (ページ3)

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平凡な日常ページ3

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女子｢あ、あの､良ければ私のき、気持ちです！
　受け取って下さいっ！///｣

｢え、いや、女子｢お返事待ってますから！｣
お、おいっ!!;;｣

○月△日､雲1つ無く天気予報士も
｢今日はお洗濯日和です！｣と言う快晴の中

武蔵第一高校の体育館裏では
ベタなシチュエーションであろう
ラブレターを受け取った生徒が居た

渋みのある緑色の瞳、紺色掛かった長めの髪を後ろで結い
黒の学ラン、中にはベージュ色のフード付
トレーナーを着込む細身の男

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……俺、烈火遥
何処にでも居る高校生だ

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｢あー……､また貰っちまった
今月何回目だよ畜生…｣

渡されてしまったラブレターを見ながら
ガシガシを頭を掻く

今日だけの事じゃ無い
小中高、今までの人生で何回女からラブレターを貰っただろうか

覚えてる限り、両手両足の指を使っても
全然足りない

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(答えはノーだけどな…悪いけど)

俺が普通の男なら、きっと手を叩いて
おおはしゃぎしていただろう

しかし、俺は少し違う

あの女子生徒が好きなのは
"俺"では無く、"親の威光"だ

俺自身じゃない

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??｢あらら、まぁたはるやんに泣かされる
　女が増えてしもうたわ～♪｣

｢泣かされるって…変な言い方すんじゃねーっての!零雄!｣

零｢本当の事言っただけやで？
　幼なじみの俺が言うとんのやから間違い無いやろ？(ｹﾗｹﾗ｣

ムッ、とした俺を面白がってるのか
幼馴染みのこいつは笑う

毛先が紅色の茶髪、ハーフアップのウルフカット
第2ボタンを開け、制服を着崩し
紫色の瞳を持つエセ関西弁の男

……俺の幼馴染み､炎零雄だ

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零｢(ﾊｧ…これだから高2になっても女が出来んし
　DTも卒業出来へんのや｣←

｢∑お前だっておんなじだろうが!?
後DTとか変な事いってんじゃねぇよ!!;;｣

零｢俺は幼馴染みとしてはるやんのペースに
　合わせてるだけやで？
　一緒にされるのは心外やねぇ｣

｢この野郎……!｣

一発殴ってやろうかと(だが遥は喧嘩に滅法弱い)
思えば同時にキーンコーン…と余鈴が鳴った

昼休みが終わる時間だ

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(く、くそっ!!)

授業に遅刻する訳にも行かず、怒りを収める様に
ラブレターをポケットに無理矢理突っ込んだ

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