救世記＿battlespiritsrevival＿【異変の始まり】 (ページ11)

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文字通りライフを賭けてページ11

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零｢先攻は貰うで、マジック『エンペラードロー』
　デッキから2枚ドローしてソウルコアの力でデッキから2枚オープンや｣

オープンされたカードの中で
系統【皇獣】があれば手札に加えるマジック

もし出なければ破棄する
博打打ちなカードである

零雄がオープンしたカードは

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零｢『紫煙鷲』『サンゾック・ベア』
　一枚は手札やね、ターンエンド｣

(おし、一枚トラッシュ送り出来た)

見ての通り、零雄のデッキは親の影響もあってか赤紫だ

主にBP破壊に徹する【皇獣】と
トラッシュ送りにすると面白い事になる【霊獣】を
合わせた獣デッキである

本人は『紫焔(しえん)デッキ』等と
呼んでいた様な気がした

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コ｢私のターン☆『守獣シシンガ』を召喚
　バーストセットしてアタックステップ移るわよぉ
　シシンガでアタック☆｣

バースト、フラッシュも無し

シシンガには自分のスピリットが一体の間
このスピリットはLv3として扱う効果を持っているが
今の場面ではブロックも何も無いだろう

だからこそ選択肢は1つ

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零｢ライフで受ける＿＿ぐあっ…!?｣

｢零雄!?｣

シシンガが零雄のライフを削った直後
彼の体がくの字に曲がり、腹を殴られた時に
出る様な声を上げだ

まるで酸素を無理矢理吐き出された様な声に聴こえる

思わず目を見開き、駆け寄ろうとしたが
その前に甘ったるい声が淡々と説明していく

コ｢どぉ？"ライフの痛み"はぁ？｣

零｢ゲホッ……ライフの、痛み…やと…?｣

コ｢そぉよぉ？一番理解力のあるのはその子だけどぉ
　説明する力も無いようねぇ☆
　貴方達、3Dバトルの感覚でやってるみたいだけどぉ
　よぉく見てみなさいよぉ?バトルフィールドも何も無いのに
　スピリットは実体化してるじゃなぁい？バーストもぉ｣

(あ……そう言やいつもの癖で疑問に抱かなかったけど
此所はスタジアムでも何でもねぇし
専用マシン同士のバトルでもねぇし……)

一体全体、何が起こっているんだ？

(コカビエルってやつは見た目赤ずきんで
戦斧持ってて、コアを展開してて…
ライフの痛み…？)

まとめていこうとしても非科学的過ぎて
理解力もくそもない

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コ｢まぁ、私達のバトルじゃ文字通りライフを賭けて
　ライフで受ければ痛みを伴うと思って貰えば良いわぁ☆｣

｢なっ…｣

さも当然の様に言った彼女は
やはり俺達の常識をはるかに越えていた

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