普通に考えも ページ10
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零「俺が勝ったら大人しく退いて貰うで
ええやろ?」
コ「ふうん〜てっきりそっちの子だと思ったのにぃ☆」
零「…俺を倒さんとバトル出来ひんよ
何せはるやんは俺より強いんやから
そー大将を出す訳にはいかんて」
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そう言ってデッキケースを掴む俺の幼馴染み
日頃のふざけた様子は無く
酷く真面目だった
何だかこう、ヒーローでも観ている様な感じだ
「嬢ちゃん頼むで」と言われ
俺は少女の側へ寄る
コカビエルが鎖を糸も簡単に外したせいもあるのか
少女にそんな力も無かったのか
ダラリとその場に座り込んだ
息は荒く、見るだけで辛そうで
杖無しで居られないようだ
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(そもそも何でこの子が狙われてるんだ…?
闇金か何かのトラブル……とか…)
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コカビエルの言っている事を九割方
理解できていない俺は一般的な常識を元に考える
一瞬だけ、昔母親がふざけてるのか何なのか
自分はこの世界の人間じゃ無いんだ的な事
を言っていたのを思い出したか参考にもならないだろう
どこぞの某ライトノベルの様に
ベランダに真っ白シスターが落ちてきた何て
訳も無いだろうし
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そんな事を考えていると
零雄とバトルする事にしたコカビエルが
やや肩を竦め、やれやれと言った表情で
コ「まぁ良いけどぉ。それじゃ
ライフてんかぁーい☆」
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パチンッ!と言う指を鳴らした音と共に
コカビエルと零雄の周りに不規則な形をした
五つの青い宝石が浮かんだ
六角形、八角形と形はばらつき
俺達の知るライフの形では無い
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零「…?専用マシンは使わへんの?」
コ「私がS級に見えるのかしらぁ?
そうねぇそうねぇ、教えてあげなくも無いけどぉ?」
若干上から目線だと思ったが
赤ずきんは楽しげに説明する
コ「見ての通り、これはライフなのぉ☆
私"達"相手にはこう言う戦い方をするのよぉ?
リザーブの計算もしたいならぁ、一緒につけてあげるわぁ、えいっ☆」
再び指を鳴らすと今度は更に四つ
二人の周りに不規則な形をした宝石が漂う
多分、あれがコアだ
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コ「ルールは変わらないわぁ☆
相手のライフを0にしちゃうか、デッキを0にしちゃえば勝ち
さぁバトルを始めましょう?
名前の通り、ライフを賭けて。
カニバリズム(人肉嗜食)の様にねぇ☆」
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青山桃子(プロフ) - 黒さーん、お市の名字は天馬じゃなくて天魔だよー(^_^;) (2017年4月24日 17時) (レス) id: 9cd36ae493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2016年1月16日 17時