ANIMA【仮面ライダービルド】＿decem＿ (ページ3)

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science386 ページ3

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龍｢一体どうすりゃ良いんだよ、エボルトはマジでこの国を乗っ取るつもりだぞ｣

秘密基地に戻ってきた喜怒哀楽達は再び仕事に戻った熾織と紫苑、重傷を負った幻徳と介抱している紗羽を除いて考えていた

状況は悪くなっていく一方だ

巧｢支配してどうするつもりだ…？｣

龍｢それは＿＿大金手に入れて、ウッハウハだろ！金だ金だ～！金が全てだ～！｣

約全員『・・・』

巧｢ハァ…君は猿より低能だな｣

龍｢んだと…!?｣

ため息を吐いて言い放ったその言葉には
自分を始め美空と一海も頷いてしまった

とうとう葛城巧にも馬鹿認定されらもうおしまいだ

龍｢何納得してんだよ!!｣

｢あのね、あんな巨悪(七枚目)みたいな敵が三流悪役の様な野望を持つ訳無いでしょ？本当馬鹿だよねぇ君｣

そんなちんけなものに欲を持つと思ってるんだろうか

本当に人類悪からの分離体なのか疑念を持ち始める喜怒哀楽である

対して、巧は冷静に告げる

巧｢エボルトはこれまであらゆる惑星を滅ぼしてきた。なのに…今回は支配しようとしてる。一体何故なのか、その真意を知るべきだ｣

龍｢そんなもん知ったところで、彼奴の強さを攻略…………｣

美｢どうした…?｣

龍｢…何でもねぇよ？あー…ちょっと外の風当たってくらぁ！あっちー！｣

｢……?｣

ついさっきまでサンドバックに拳を打ち付けていた龍我が出ていく

今、一瞬息が詰まった様な様子だった
気のせいか？と思っていると見計らった様に
パソコンに向き合った彼が件のアイテムを持って

巧｢五月蝿いのが消えたところで本題に入ろう。この究極のアイテムを完成させて、エボルトを倒す。そして…万丈龍我も｣

一｢…!?万丈もってどういう事だ｣

巧｢彼はエボルトの遺伝子を持ってる｣

｢…まぁだそんな事言ってる｣

美｢だからそれは記憶が＿＿｣

巧｢いつ甦ってもおかしくない、"僕みたいにね"｣

美・一『……』

巧｢彼がエボルトとして覚醒する前に倒すべきだ｣

危険物は颯爽と処理する、遠回しにそう告げて巧は開発に没頭し始めた

発せられた言葉は異常な程に冷たく鋭い
｢悪魔の科学者｣と呼ばれても致し方無いんじゃないかと喜怒哀楽は思う

(…可哀想な奴)

いくら天才でも、天災だとしても、その背中は悲しくなってしまう程寂しいなんて

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