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science270 ページ49

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戦「ベルナージュ…?」


「誰…って言うか火星の王妃様……!?」







開いた美空の目はアジア系特有の真っ黒な瞳ではなく
宝石の如き輝きを放つ翡翠の瞳だった

彼女の周囲には光彩を放つ気が漂い
最早それが喜怒哀楽達の知る美空ではない事を物語っている






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__いや__"お前は何者だ"!答えろ!__





__バングルに人工知能の様な意思が存在している可能性がある__







以前ミシェルや戦兎が言っていた事を思い出し喜怒哀楽はふと考えた



…ベルナージュ

もしや…「彼女」がそれか?
美空のバングルに居たのがベルナージュであるならば
壁の一件も少なからず納得は出来る





すると、横で剣印を作っていた熾織が怪訝な顔で問い掛けた








熾「兄さん」


「うん?」


熾「あれは…なんだ?
 とうとう宇宙人的何かまで出てきたのか?
 地球外まで行かれたら流石の私達も解らん」





どうやら術師でも地球の外までは知る事は出来ないらしい

…その後熾織がボソリと呟いた
「月なら何とか解るがな」と言う言葉には一瞬恐ろしくも感じたが



喜怒哀楽達も協会の術師も頭の中で
はてなを量産していた最中、スタークだけは何処か
嫌そうな気だるそうな言にった






.






ス「"まだ生きてたとはなぁ"…」


「……?」





スタークがスチームガンの銃口を向けるが
撃つ前にベルナージュの力でぶっ飛ばされ、変身が解けてしまう

「みーたん!?」と言う一海の驚愕の声が上がるが最早彼女は美空でなくベルナージュだ






惣「ぐはっ……その程度か…なら…これでどうだ!」






苦し紛れに響いた声と同時に
惣一は禍々しい黒い炎をスチームガンに入れて再び放つ

実の娘に何やってるんだと憤慨したくなる
けれどそれを口にする前に龍我がベルナージュを庇った









龍「あぶねぇっ!__うわあぁぁぁっ!」


戦「万丈!」


「脱獄犯君!」





黒い炎が容赦なく龍我に直撃する

炎はベルトの部分に当たり
スクラッシュドライバーはボロボロになり
更に変身アイテムは炭化した



予想もつかなかった状況に胸に
氷塊を詰め込まれた様な感覚を得る

このままやりあうのは不味いと確信した時__







ベ『__!』






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咄嗟に両手を翳したベルナージュが
次元をまるごと包むようにして喜怒哀楽達を瞬間移動させた

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- 面白いです!!頑張ってください!! (2018年7月19日 21時) (レス) id: a20db0fe37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2018年3月31日 17時

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