science52 ページ7
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「難波重工総合科学研究所、此所か…」
車から下り、廃れた建物を見てふと呟いた
周りを見るが他に人は居ないようだ
つい10年前東都にあった科学研究所、話によると此所で葛城巧の父親が働いていたらしい。
きっと物を隠すなら此所だ
思い出の場所であり、家族だけのかけがえのない場所。
科学を愛した家族だけが知るその場所を他の人間には解るまい。
唐「なぁ、帰る前にちょっと良いん?」
「何だよ唐葉さん」
運転席の窓から顔を出す唐葉は
頬を軽く掻くと「それがなぁ…」と少し考え気味に
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唐「ほら、あんさん此所に来るまでファウストだ仮面ライダーだ幼馴染みだー言うて話してくれたやん?北都に来たんもその悪魔の科学者?のデータを見た幼馴染みが発端やろ?それで思ったんやけど___
"不自然やない?"何でそんな上手く事が運ぶん?」
「……?」
唐「だっておかしいやん、死人のデータ勝手に見れる?そんなデータっておいそれと簡単に他人に見せられるものなん?……"誰かが裏で糸引いとらんと"無理やでそれ」
(誰かが裏で糸を引いてる?葛城巧みてぇに…?)
言われてみると確かに疑問はあった
嫌、自分とした事が気付かなかった
何で疑問にも思わなかったんだろう。そうじゃないか、今回と言いネビュラガスと言い…一体誰が幼馴染みに機密レベルの情報を見せた?誰の指金だ?
……これには誰かの思惑が働いているとしたら?
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唐「まぁ…自分自衛隊やし喜怒哀楽みたいに頭良い訳でもあらへんから確証も何も無いんやけど………。ほな自分帰るわ、気ぃつけてな」
エンジン音を吹き鳴らし、唐葉は去っていった
するとそれと丁度のタイミングで戦兎達がやって来た。メールでは葛城母親がファウストに捕まってしまったと言っていたが、どうやら何とかなった様だ。
戦「ゆーちゃんもう居たのか」
「うん、北都の知り合いに此所まで送って貰ったよ。勿論隠れずにね!」
龍「お前の知り合い何者なんだよ…」
「陸自の佐官だけど?」
戦「佐官!?」
「まぁそんな事どうでも良いでしょ?さっさと取りに行こうよ?ねぇ?」
色々と気になる事はあるが何より重要事項は葛城巧のデータだ
後…何故龍我は作業員の格好をしてるんだ。とうとうコスプレでも極め始めたか。
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みき(プロフ) - 黒神白堊さん» アニメと少しオリジナルを加えた作品を書いてください!q(^-^q) (2018年2月9日 16時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - みきさん» そうですね……ネタと時間の余裕があればその内… (2018年2月9日 15時) (レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 黒神白堊さん» そうですか...では、お願いでビルドの作品で名前が変更できる作品を書いて欲しいのですが、できますか?お願いします!m(__)mq(^-^q) (2018年2月9日 15時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - みきさん» すみません……この作品だけは名前変更はしないと決めているので… (2018年2月9日 13時) (レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - お願いがありまして、この作品で名前変更する事はできますか?お教え願います!m(__)mq(^-^q) (2018年2月9日 12時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2017年11月20日 20時