運命変換理論＿thirdturn＿

閑話:約束は守られて ページ47

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未来に戻って来たら弾達は居なかった
それがクラッキー以外皆現代と再び向き合う為帰ったのだとすぐ理解出来たが同時に｢意外｣と思えたのだ。さて覚えているだろうか？弾が交わした約束の中にまゐともう一人、バトルで勝つまで帰さないと言った者がいる事を


｢あの弾がユースに負けたなんて…ねぇやっぱり何かの間違いじゃないの？｣


ユ｢間違いな訳無いだろ！ちゃんと俺は弾に勝ったんだ！｣


｢そんなに信じられないなら記録した映像観ればいいだろ｣と思いっきり機嫌を損ねるユース・グリンホルン。統一政府発足以来｢管理局事務次官補｣何て言うお偉い役職に就いた彼は主幹達程では無いが忙しなく働いている

今こうして話しているのは単純に統一政府魔族主幹側近の職に復帰したほのがユースを昼に誘ったからだった


｢『サジッタフレイム』の使い所を間違えたりプレイミスが多かったのに…？｣


ユ｢ゔっ…いつの話してるんだよ…南極行く前のバトルはほのかだって見てただろ？あの時は負けたけど…｣


｢せめて私が帰って来るまで決着着けないで欲しかったな〜。ぐっ…本編でも無かった超激レアシーンをこの目でちゃんと目で納めたかった…ｯｯ‼｣


ユ｢誰も引金になった存在が帰って来るとは思わなかったんだ。これでも弾に勝ったのはほのかが帰還する一週間くらい前だったんだぞ｣


(彼方が｢天界と下界の時間って結構差があるんだよ〜?｣って言ってたのは大マジだったんだ……うぅ…あんな僅かな時間だったのに帰ったら数ヶ月経ってたもんなぁ…。童話の『浦島太郎』は竜宮城から帰って来たら何十年も経ってたって言うしまだ私はマシな方なんだろうけど…)


それでも悔しい
原作では弾が引金になりユースとバトルする事は叶わなかった。だがこの世界ではほのかが介入した事によりその約束が成就するのだ。南極後の弾とユースがバトルすると言う事は全バトスピオタク達にとってXXレア以上の超超激レアである

もう色々悔し過ぎてアレだが取り敢えず…


｢遅ればせながら弾に勝利おめでとう、ユース｣


ユ｢ああ、有難う。そしたら…次はほのかだな｣


｢ちょっと〜？弾に勝ったからって調子乗り過ぎじゃない？…まっ、この元不敗の女王にいつでもかかって来な。何だったらユースの子孫達含めて相手してあげる｣


ニヤッと笑って相手の神経をおちょくる様に言う。強者として挑まれたバトルは何度だって勝ってやろう

ほのかの宣言がまさか真になるとはこの時知る由も無い

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