閑話:緑の蝶と元不敗の女王の友情＿1 ページ44
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フ｢転生トリップして来たって聞いた後からずっと思っていたんだけど…どうして生まれた先が人間では無く魔族だったの？｣
｢・・・フローラそれ結構特大ブーメランにならない？｣
ゾルダーのバトルから一週間が経過しバローネの計らいで未だ側近業に復帰出来ていない午後、自室でフローラ特製の紅茶と焼き菓子をテーブルに置いてほのか達は所謂女子会なるものを開いていた
そんな中で問いかけられた質問は何ともフローラ自身にも跳ね返って来る様な内容である。転生先が人間では無く魔族…それについてはかつて｢百瀬果実｣であった彼女も同じだろうに……
フ｢私や兄様は昔から転生先を選べないもの。ほのかもよく知っているでしょう？｣
｢まぁ伊達にバトスピアニメ繰り返し観てないからね。緑のお姫様と白の王の転生物語は当時リアタイしてて印象的だったし｣
手元にあったクッキーを摘んで口に運ぶ。バターがふんだんに使われていると言う感じがこれまた美味しい。それに合わせて紅茶はすっきりとしたアールグレイのストレートと言うチョイスも流石としか言いようが無い
(よく知っていると言っても結局はアニメで二人が語っていた内容だから当人達の気持ちまでは解らない。その思いは個人のもので私が干渉するのも違う気がする…)
最早転生した時点で二人はこの世界を生きる者達だ、NPCでは無い。フローラとゾルダーの出会いは原作の流れに任せてほのかは何もしなかった
｢百瀬勇貴｣と｢百瀬果実｣はコアの光主と言う部分を除けば｢人間｣であった。だが未来では｢ゾルダー・グレイヴ｣は｢人間｣、｢フローラ・パフューム｣は｢魔族｣だ。人間と魔族では生きる時間が圧倒的に違う……何も柵が無くなった代わりに神様は残酷な事をしてくれたものだ
＿＿＿＿"今度は"フローラを一人遺してしまうなんて
｢勇貴は……果実を失っても最期まで頑張ってたよ｣
フ｢フフ、知ってる。兄様と私は例え片方になってしまっても思っているからこそ強くいられるもの｣
｢わぁ〜惚気られた。二人の愛には誰にも敵わないわ…強固過ぎて｣
勇貴は弾に叱�佞気譴徳欧�立ち直って前へ進めたのだが彼女は心配要らないようだ。次の時代でも何度でも巡り会える…素直にそれが羨ましい。もし何かあれば自分が支えてあげようと思うほのかである
(私は…)
投げ掛けられた問いに天井を見上げて少しだけ考えた。自分は…｢古原ほのか｣は＿＿＿＿＿＿どうしてこの生を選んだのか
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黒神白堊(プロフ) - 青山桃子さん» すまん、また誤字った(^_^;)教えてくれて有り難うねー (2017年3月28日 16時) (
レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子(プロフ) - 13ページの果実は華実で､ジェレイドがレジェイドになってるよ〜;; (2017年3月28日 16時) (レス) id: 9cd36ae493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒神白堊 | 作成日時：2017年2月14日 9時
