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『ただいま』
「お帰り、どうだった？」
彩夏さんが心配そうに駆けつける
でも私の顔を見て、安心したような表情になった
「上手くいった？」
『うん、嫌がったりせずちゃんと聞いてくれた』
「良かったわね！・・・あれ、家から出た時よりカバンが膨らんでいるような」
『ああこれね！』
急いで靴を脱いで、カバンからクリーパーの人形を取り出す
『見てこれ！ゾムさんと一緒に行ったゲームセンターで取ってきたの、一発で取れて嬉しかった！
ゾムさんにも褒められて本当に楽しかったよ！』
「ストップ、ストップよA、楽しかったのは分かったから落ち着きなさい」
『へへ・・・』
「でもクリーパーねぇ・・・私はあまり好きじゃないわ、こいつに何回家爆破されたか」
それも含めて可愛いと思ってしまう私の頭は異常なのだろうか
彩夏さんに促され、自室に荷物を置きに行った
クリーパーの人形をベッドの上に優しく置く
そういえば、ゾムさんのあの緑のパーカーも
フードの部分にクリーパーの顔がプリントされてた気がする
そう思うと、クリーパーの人形がゾムさんに見えてきて顔が熱くなる
何でだろう
〈こんばんわ、もう家着いた？〉
ベッドに顔を突っ伏していると、ゾムさんからメールが来た
《こんばんわ、今着いたばっかりです》
〈そっか、何もなかった？〉
《途中元彼と遭遇しましたが、コネシマさんが助けてくれました》
〈待って、あいつと会ったん？〉
《元彼に引き留められていた所を手を引いて助けてくれました》
〈そっか・・・すまん、俺がついて行くべきやった〉
《大丈夫ですよ、もしコネシマさんが助けてくれなくても逃げ足には自信がありますから》
〈そっか、また何かあるかもしれんからしばらくは気を付けや〉
《はい》
顔の火照りは、まだ消えない
心臓の鼓動も早くなっている
昔、彩夏さんから貸して貰った少女漫画で似たような描写があった
人はあっけなく、恋に落ちてしまう生き物なんだな
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ぬこ(プロフ) - 六作目【魔d!×d!】悪魔が遊びに来た 魔界の主役たちが人間界の主役たちと出会うお話です。夢主ちゃんは出てきません。 (2022年9月4日 11時) (
レス) id: 87bf829c46 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - 再び自分側の不注意で、この作品の編集ができなくなりました。新しい作品が出来た場合、この感想欄に書き込んでいきます。大変申し訳ございません。 (2022年9月4日 11時) (レス) id: 87bf829c46 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - 自分側の不注意で別アカウントで書いていた五作目が編集できなくなりました、なのでこのアカウントで続きを書いていきます。大変申し訳ございません (2022年5月10日 18時) (レス) id: 4da284d929 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - わーい！もし地雷でなければこの後のgrさんの小説もぜひ＾＾ (2021年12月23日 20時) (レス) id: d541392df9 (このIDを非表示/違反報告)
アンテール(プロフ) - 最終話お疲れ様です！お話とても良かったです。(*^^*) (2021年12月23日 9時) (レス) @page45 id: 798525d29d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこ | 作成日時：2021年10月10日 17時
