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あの人は金髪の男性のおかげで撒いたみたいだけど、まだ少し不安が消えない
あたりを見回していると、男性が自慢げに話す
「大丈夫やって！これでもワイは足が速いのが取り柄やから」
『そうですか』
走るのに夢中になっていたから気付かなかったが、あの人と会った所から
かなり離れている
『ありがとうございます、本当に助かりました』
「やからお礼なんてせんでもええって、困った時にはお互いさまやろ」
『よろしければお名前だけでもお聞きしてよろしいでしょうか？』
Kn「ワイはコネシマや、敬語なんてかたっ苦しいもん使わんでもええんやで」
ニコニコと笑顔を見せながらそう言った
晴喜さんの笑顔とは別で、愛嬌があって親しみやすい
ゾムさんに連絡は・・・家に帰ったらしよう
コネシマさんは、私を家まで送ると言った
一度断ったが、一度助けた女の人をまた危険にさらす男が居るか、と言ったので
お言葉に甘えて送ってもらう事にした
Kn「そういや、あんたの名前は何ていうん？」
『Aです』
Kn「そか、ええ名前つけてもろたな」
初対面の人にすぐ名前を教えるのはいささかどうかとも思うが、この人は信じられると思った
人の直感とは恐ろしいものだ
Kn「そういやさ、緑のパーカーの人から何か貰ったか？」
『貰いましたけど・・・なぜそれを知ってるんですか？』
Kn「知り合いやねん、丁度その場に居合わせとってな」
彩夏さんの言っていたお連れの人とはこの人の事だったのか
けどこの人はへらへらしているというよりははつらつとしているというイメージだ
別のお連れの人の事を指していたのだろうか
Kn「ゾムっていうんやけどな、あいつ別の店員に完全に怪しまれててん、そんで俺が
代わりにあいつの誤解を晴らしてやったんや」
『ああ・・・多分その店員さん私の義姉です』
Kn「嘘やろ！？何か言うてた？」
『特に、何も・・・』
その誤解が晴れていなかった事は黙っておこう
私の家の前に着くと、コネシマさんは“じゃあな”と大きく手を振った
玄関のドアを開け家の中に入りながら小さく手を振り返すと、いっそう手の振れ幅が激しくなる
面白い人だな、と思い玄関の戸を閉めた
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ぬこ(プロフ) - 六作目【魔d!×d!】悪魔が遊びに来た 魔界の主役たちが人間界の主役たちと出会うお話です。夢主ちゃんは出てきません。 (2022年9月4日 11時) (
レス) id: 87bf829c46 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - 再び自分側の不注意で、この作品の編集ができなくなりました。新しい作品が出来た場合、この感想欄に書き込んでいきます。大変申し訳ございません。 (2022年9月4日 11時) (レス) id: 87bf829c46 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - 自分側の不注意で別アカウントで書いていた五作目が編集できなくなりました、なのでこのアカウントで続きを書いていきます。大変申し訳ございません (2022年5月10日 18時) (レス) id: 4da284d929 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - わーい！もし地雷でなければこの後のgrさんの小説もぜひ＾＾ (2021年12月23日 20時) (レス) id: d541392df9 (このIDを非表示/違反報告)
アンテール(プロフ) - 最終話お疲れ様です！お話とても良かったです。(*^^*) (2021年12月23日 9時) (レス) @page45 id: 798525d29d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこ | 作成日時：2021年10月10日 17時
