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zm side
ようやく家に帰れたのは、夜の8時
ベッドに倒れこみ、今日何度目か分からないため息が口から吐き出る
何であんなこと言ったんだ、何であんなこと聞いたんだ
今からでも遅くない、メールで謝るか？
でももうそんな事をする気力もない
そんな時、ポケットの中のスマホがブルブルと震えた
ポケットからスマホを取り出し、薄目で画面を見る
“一件のメールを着信しました”
zm「誰やねん、こんな時間に・・・」
確認するのはめんどくさかったが、気を紛らわすためにメールを開いた
送り主は、Aさん
《電話をかけてもいいですか？》
zm「えっ・・・」
〈どうぞ〉
そう返すと、すぐに電話がかかってきた
『・・・ゾムさん？』
zm「・・・もしもし」
『本日の事は、申し訳ありませんでした』
zm「いや、あれはあの状況で聞いた俺が悪いです」
『それでも途中で置いて帰るなんて失礼な事をしてしまいましたし・・・』
zm「いや俺も引き留めませんでしたし」
そこからは気まずい沈黙が続いた
何か喋らんと、と言っても何もないし・・・
『あの、今日の事を改めて謝らせていただきたいので・・・また、会えませんか』
zm「別に良いですよ、お姉さんが平気ならそれで」
『ではいつの日が空いていますか？』
zm「再来週あたりが空いてたと思います、確か月曜日だったかと」
『分かりました、その日にまたあの公園で待ち合わせましょう』
zm「はい・・・あの、本当にすみません」
『大丈夫です、じゃあ月曜日に会いましょう』
zm「あ、はい・・・・・・おやすみなさい」
『おやすみなさい』
そうして通話は途切れた
とりあえず、また会える
Aさんに迷惑をかけたのは事実なのに、Aさんが“謝りたい”と言って会う日なのに
その日が楽しみな自分がいる
気持ちが悪い
でも何であの人と会うのが楽しみに思うんだろう、何で会いたいと思うんだろう
漫画だけの事だと思っていたけど、これは
多分、一目惚れだ
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ぬこ(プロフ) - 六作目【魔d!×d!】悪魔が遊びに来た 魔界の主役たちが人間界の主役たちと出会うお話です。夢主ちゃんは出てきません。 (2022年9月4日 11時) (
レス) id: 87bf829c46 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - 再び自分側の不注意で、この作品の編集ができなくなりました。新しい作品が出来た場合、この感想欄に書き込んでいきます。大変申し訳ございません。 (2022年9月4日 11時) (レス) id: 87bf829c46 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - 自分側の不注意で別アカウントで書いていた五作目が編集できなくなりました、なのでこのアカウントで続きを書いていきます。大変申し訳ございません (2022年5月10日 18時) (レス) id: 4da284d929 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - わーい！もし地雷でなければこの後のgrさんの小説もぜひ＾＾ (2021年12月23日 20時) (レス) id: d541392df9 (このIDを非表示/違反報告)
アンテール(プロフ) - 最終話お疲れ様です！お話とても良かったです。(*^^*) (2021年12月23日 9時) (レス) @page45 id: 798525d29d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこ | 作成日時：2021年10月10日 17時
